週刊リング

「週刊リング」は、気軽に気楽にプロレスを好き勝手語る気まぐれプロレスブログです!

No.1 創刊〜NJC総括①「オカダ編」

f:id:weeklyring:20190324195102j:image

 

はじめまして!

素人プロレスファンが記事を書く週刊リング、編集長のモンゴルマン太郎です。

下手な記事かもしれませんが、やる気が1%でもある限り、頑張って続けたいと思います。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

新日本プロレスの春の風物詩、ニュージャパンカップ(以下NJC)が遂に閉幕。 32名という熾烈なトーナメントを制したのは、 優勝候補筆頭であったオカダ・カズチカ(2013年ぶり2度目の優勝)。

こういったトーナメントを本命が制することは、なかなか難しいのだが、それを成し遂げる辺り、やはりオカダはただ者ではない。

勝ち上がるのに、簡単な相手もいなかった。

膝の手術明けの影響を微塵も感じさせない怪物エルガン、新日本では未知数だが確かな実力者のマイキー、新外国人エースの呼び声が高いオスプレイ、最強ハードヒッターの石井、そして地元の声援を一身に浴びるSANADA。

どこで敗退してもおかしくない組み合わせばかりだ。それでもオカダは負けられなかった、負けなかった。それは、彼らよりもオカダのNJCに懸ける思いが強かったからだと思う。

 

NJC優勝特典であるMSGでのIWGP王座挑戦。 待ち受ける相手はジェイ・ホワイト。オカダ本人もコメントしたように、NJC参加者の中で、ジェイとの因縁が深く、最も戦う理由があるのはオカダだ。 

凱旋以降、圧倒的な超人ぶりを魅せつけてきたオカダが、連敗・屈辱にまみれ、唯一いいとこなしの相手がジェイ。まさに怨敵である。

NJC制覇の勢いそのまま、全世界のファンが注目する最高の舞台・MSGで怨敵相手に雪辱できれば、完全なるレインメーカー復活となる。そして、お釣りがくる程のリベンジ大成功だ。

そんな絵空事の様な復活劇を果たすためにも、オカダは決して負けられなかったのだ。

 

また準決勝後、石井から「必ず優勝しろよ」と思いを託されたオカダ。 エルガン戦以外、全て同門対決だったこともあり、オカダへ思いを託したのは石井だけではなかったはず。これらの思いは確実にSANADA戦での力になったことだろう。

優勝後、そこにもう一つの思いが乗っかった。 柴田勝頼だ。

 

ご存知の通り、柴田は2017年NJCを優勝し、当時IWGP王者だったオカダへ挑戦している。

壮絶な死闘の末、勝ったのはオカダ。そして、その後柴田はリングに硬膜下出血となり、一命を取り留めたものの未だリング復帰は果たせていない状況だ。 

本当に命に関わる事態だった。

もちろんオカダに非はないのだが、戦った当人として責任を感じることもあっただろう。

試合後のインタビューで柴田の事を聞かれたオカダが涙したことからも、オカダの葛藤が感じられた。

そんな柴田がオカダに「ニューヨーク見にいくぞ」と宣言した。 柴田の思いを託されたオカダ、なおさら負けるわけにはいかないだろう。

 

そんな数々の思いが、現在のオカダを支えている。 イメージするとこんな感じか。

f:id:weeklyring:20190325130743j:image

 

そんな無双転生的な想いを背負ったオカダは、今までになく強い。 ジェイ・ホワイトを倒し、新たな救世主伝説の幕開けとなるか期待したい。

 

そう。NJCは終わっても、新日本はまだ春半ば。この激戦続きのNJCが、MSGの布石ともなっているのだから、MSGはおそろしく素晴らしい大会になるだろう。

数年前にプロレス界で流行したフレーズをあえて言おう。新日本に【空前絶後】の春がきた!!と。