週刊リング

週刊ゴング記者に憧れ、週刊リング記者(自称)になった素人超人が、独自の目線による記事を書いていくプロレスブログです。

No.5-⑵ ☆後藤洋央紀、再ブレイクなるか⁉︎

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■再ブレイクレスラーとなるか⁉ 今、後藤洋央紀がアツい。

再ブレイク。

民明書房刊の著作で調べたところによると、

【 一度売れはしたが廃れてしまった[一発屋]が、何かの拍子で再度売れるという現象。有吉弘行、アンガ田中など主に芸人が多い。これが出来るのは地力がある証拠でもあり、再ブレイクしたら売れ続ける事が多い。】

という意味らしい。

皆さんはご存知だろうか? 今、プロレス界に再ブレイクを果たしかけている漢がいることを。

 

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その名は 後藤洋央紀

数年前までトップ戦線にいた筈のこの男。いつしか、ドームやMSGでも公式試合が組まれない状態に陥ってしまった。そんな後藤が、4.29熊本大会【レスリング火の国】で、ジェイ・ホワイトとのスペシャシングルマッチを行うこととなり、今注目を集めている。

このチャンスを活かせるか⁉︎ 後藤洋央紀の再ブレイクにリングイン!!

 

□四強だった後藤を転落させた男とは・・・?

後藤洋央紀、1979年6月25日三重県桑名市にて産声を・・・(途中省略)。  2007年、海外武者修行から帰国早々にIWGP王者・棚橋弘至への挑戦が決まった。 潰す後藤、耐える棚橋、この構図がピシャリとハマり、最高に盛り上がる1戦となった。越中ブームなどもあり、少しずつプロレス人気が戻ってきていた時期だが、まだまだ客入りが少なかった当時に、この試合は90年代の熱狂に近いものがあった。

棚橋戦の少し前には、当時トップの一角であった天山を、血だるまになりながらも牛殺していた後藤は、これで一気に最前線に躍り出た。会社からの推しも強く、ビッグマッチでは好カードが組まれ続けていたように記憶している。G1で初出場初優勝を果たした事からも、その勢いはお察し頂けることだろう。時は棚橋・中邑・真壁・後藤】の四強時代だった。

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ここまで順調にIWGP戴冠へ続く階段を登っていた後藤だったが、2009年後藤を階段から突き落とす天敵が現れた。【プロレスリング・NOAH / 杉浦貴】だ。

2009年間1.4東京ドーム大会【中邑・後藤組vs三沢・杉浦組】という団体対抗戦が2人の出会いだった。当時の杉浦は、実力はありそうだがあまりパッとしないレスラーだった。今の新日本でいうなら、スミスJr.くらいのポジションだと思う。注目は三沢vs中邑、三沢vs後藤に注がれており、案の定、杉浦が中邑に敗れる形で決着となった。しかし、試合が終わり最も株を上げたのは杉浦だった。対抗戦というバチバチの場が、本来の杉浦が得意とするファイトスタイルと噛み合い、予想外の大活躍をしたのだ。

杉浦の闘気に触発された後藤は、シングルでの杉浦戦を熱望。数度によるタッグでの戦いを経て、同年6月遂にシングルが組まれた。 この歴史的1戦を観たい私は、プロレス初心者を引き連れて会場へと足を運んだ。「後藤洋央紀という凄いプロレスラーがいるから見てほしい」と熱弁していた私だったが、その日後藤はあっけなく杉浦に負けた。「いつもはもっといい試合するんだけどね。」とフォローしながら帰ったのを覚えている。

その後、後藤は低迷の一途を辿る。反面、杉浦はどんどん頭角を現していき、同年のG1出場も果たした。後藤の勢いを杉浦が全て吸収したかのようだった。その勢いを取り戻さんと杉浦へのリベンジを図る後藤だったが、幾度も負け続けた。IWGP挑戦でも負け続けた。

おかげ様で、「ここ1番で勝てない」「いい試合しても次に繋げない」という印象がつき、挙げ句の果てには「殿」「恥男」など不名誉な称号を戴冠してしまった。

そうこうしているうちに、内藤、オカダといった後輩達が頭角を現してきて、トップ戦線(IWGP戦線)からも脱落していったのだ。

自分を変えるためにとCHAOS入りしたが、コスが赤くなりフィニッシュを変えただけで何も変わらず、批判は増えるばかり。カッコいいワザ百選の昇天・改を捨ててまで、フィニッシュをGTRにした事、今でも私は納得していない。

実力はあるが、決定的に足りない何かが見つからない後藤。こうして時は流れていった。

 

□変わり始めた後藤。キャッチコピーを変える事さ。

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昨年、NEVER王座をタイチに奪われた後藤。リベンジを宣言するも、新日本ファンから激しい批判を浴びた。後藤絡みでは、最高峰の批判の嵐だったと思う。 しかし、災い転じて何とやら。それをキッカケに、後藤の何かがポンと音を立ててはじけた

NEVER王座を奪還した後藤は、次のターゲットを飯伏に定めた。しかし、なんだかいつもの後藤と様子が違う気がしていた。少し前からのざんまいムーブ。SNSで、へんちくりんな発言をしたかと思えば、試合後もちんぷんかんぷんな発言。そして、まだ記憶に新しい「諦めるよ事件」笑。

そう! 後藤は吹っ切れたのだ。今まで【荒武者・後藤洋央紀に縛られ続けていた後藤が、自分は皆が思う荒武者とは違うと言わんばかりに、荒武者のイメージとかけ離れた魅力をたくさん見せてくれるようになったのだ。

スターダストジーニアスの呪縛から逃れ、ブレイクした内藤のように、後藤も【荒武者】という縛りから解放される時がきたのかもしれない。硬派な武士的な印象は拭えなさそうなので、ちょっと砕けさせて【Mr.武士道・後藤洋央紀なんてどうだろうか。「 これが俺の武士道(ブシロード)だ!」なんて決め台詞作ったりして。

 

 

もう40歳の後藤。IWGP戴冠のチャンスは、次が最初で最後だろう。ジェイ・ホワイトを倒してドミニオンで挑戦するのか?  別の好機が待っているのか? 

何はともあれ、後藤が変わり始めたのは事実。

さぁ、後藤洋央紀覇道がはじまる。