週刊リング

「週刊リング」は、気軽に気楽にプロレスを好き勝手語る気まぐれプロレスブログです!

No.7-⑴ ☆プロレス黄金週間!主役は黄金世代!

f:id:weeklyring:20190506165810j:image

 ■プロレス黄金週間。チャンピオンカーニバルレスリングどんたく、中心となったのは同世代の4人。

平成→令和。年号切り替えに伴って、日本は史上初となる10連休のGWとなった。(※私は10連休でなかったが・・・。)

プロレス界でも、全日本プロレスチャンピオンカーニバル決勝新日本プロレスレスリングどんたく福岡2連戦を行うなど、ファンはプロレスで大忙しの10日間となったことだろう。

偶然か必然か、この二大興行での中心となったのは同世代の4人【宮原健斗ジェイク・リーオカダ・カズチカ、SANADA】だった。健斗とジェイク、オカダとSANADAがそれぞれ同い年。新日本勢が1つ年上ではあるが、同世代と言って差し支えないだろう。

平成初期を盛り上げたのは闘魂三銃士、四天王世代だった。令和初期を盛り上げていくのは、歴史的黄金週間(GW)の中心となった彼ら黄金世代に違いない。そんな彼らにリングイン

 

諏訪魔越えの野村直矢。”SANADA”の魅せ方をモノにした真田。

f:id:weeklyring:20190506211626j:image

まずは全日本、チャンピオンカーニバル2019決勝戦宮原健斗vsジェイク・リー絶対王者となりかけている健斗に対し、ケガから復帰して着々と全日本の中心に近づいてきたジェイク。最近は三冠戦に縁がなかったジェイクに感情移入していたのか、決勝ではジェイクコールのほうが多かったようだ。紳士的でありながらも容赦ない非道な攻撃スタイルは、本当に魅力的に思う。先の三冠戦の相手、野村や諏訪魔と比べると健斗に余裕があったようにも感じたが、前日に2試合も死闘を繰り広げたジェイクは決勝前から満身創痍であり、そこに少々ハンディキャップも感じた。しかし健斗も王者としてマークされながらも厳しいリーグ戦を勝ち抜いてきたのだ。だから、そのハンデは本当に小さじ1杯くらいのもの。それでも、本当に内容は素晴らしい試合だったのだ。次は、両者万全の状態での試合が見てみたいと思う。

f:id:weeklyring:20190506211559j:image

その前日、ジェイクに死闘の末敗れた野村直矢にも触れなければいけない。そう、目の前にEカップの生乳があって触らない男がいないのと同じで、ここは野村に触れないわけにはいかないのだ。

野村直矢はまだ25歳。世代で言えば、今回注目している健斗らより一つ下の世代ということになるだろう。新日本で言えばジェイ・ホワイト岡倫之らとほぼ同じ世代である。その野村だが、決勝前日に諏訪魔越えを果たしている。その約10分後に行われた決勝進出決定戦でジェイクに敗れたものの、その試合内容は決勝といってもいい程の熱戦だった。惜しくも決勝進出とはならなかったが、ここまでの結果を出したこと、諏訪魔に勝利したこと、これらは野村にとって大きな自信となったことだろう。今後に期待せずにはいられない楽しみな選手である。

f:id:weeklyring:20190506211528j:image

そして新日本、レスリングどんたく。オカダに勝ったことがないSANADAだが、身体能力もプロレススキルもNJC以降の注目度の高さも、いずれも決してオカダに引けをとらないSANADA。試合には、TNA時代の真田聖也を彷彿とさせる姿で登場し、観客の期待をさらに煽ることにも成功した。そして私は、”SANADA”というレスラーの魅せ方を真田自身が完全にモノにしたのだと確信した。

試合は終始SANADA優勢に思えたが、オカダが王者としての底力を見せつけ防衛に成功した。しかし敗北してもSANADAの価値は落ちないだろう。それ程の実力を見せつけた試合だったからだ。オカダも言ったように、2人のライバルストーリーは、今年遂に始まったばかり。まだまだ盛り上がっていくことだろう。

 

奇しくも、オカダと健斗の次の闘いはベテランであるジェリコ石川修司が相手。世代闘争ともいえる次戦。新時代の幕が開いた今、決して負けるわけにはいかない。

 

□唯1人、時代の波に乗り遅れたEVIL。闇の帝王の逆襲はG1CLIMAX⁈

f:id:weeklyring:20190506211501j:image

彼ら黄金世代がプロレス界を盛り上げていく一方で、1人だけその波に乗れなかった男がいる。新日本プロレスEVILだ。どんたくで、石井智宏とのスペシャシングルマッチに臨んだEVIL。前哨戦では、石井から2度も直接勝利を挙げたものの、肝心の1vs1の勝負では大死闘の末、石井に敗北を喫した。

本記事で言うところの黄金世代が何かしらの結果を残す中、唯一結果を出すことが出来なかったEVIL。気づけばクラスで唯一のガラケーだったEVILといってもいいだろう。ただでさえ、ユニット内№2のポジションをSANADAに取られつつある今日この頃。闇の帝王として、このままでは済まされない。何としても、今年中に巻き返したいところ。

EVILの逆襲の舞台として、相応しい舞台。もはやG1 CLIMAXしか残されていないのではないか。そこで、例えばオカダや内藤を倒すといった結果を出しつつ優勝すれば文句なし。最低でも決勝進出しなければ、ただのイロモノレスラーとなってしまうだろう。

ここで結果を出さなければいけない理由がもう一つ。それは同じロスインゴ内の鷹木の存在。鷹木と被るタイプのEVIL。もし鷹木がヘビー転向した場合、EVILのポジションを脅かす存在はすぐ隣にいることになってしまうのだ。鷹木の今の勢いからすれば、EVILを喰うことなど難しくはないと思われる。ミラノ先生も「エーヴリィィシング!!」から「パンピィィング!!」に鞍替えすることだろう。そうなったら、渡辺に戻って本隊入りするなどしなければ、トップ戦線への道は閉ざされてしまい、闇の帝王は消失するしかない。

そういうわけで、EVILには死ぬ気で結果を出してほしい。EVILも黄金世代の1人なのだから。