週刊リング

週刊ゴング記者に憧れ、週刊リング記者(自称)になった素人超人が、独自の目線による記事を書いていくプロレスブログです。

増刊号 《Jr.は新時代へ! 最善最高BOSJ増刊号》

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■規模も内容も史上最高!  変わり始めたJr.の価値!

6月5日、約3週間にも及ぶ大激戦であった【BEST OF SUPER Jr.26】(以下BOSJ26)が、ウィル・オスプレイの優勝で幕を閉じた。KUSHIDA退団、ヒロム不在、さらに開幕直前にデスペラードとフィリップ・ゴードンの欠場が発表となり、一抹の不安もあった今年のBOSJ。しかし、蓋を開ければ、規模はさることながら内容も史上最高と言える大会となった。

決勝は大本命同士のオスプレイvs鷹木の対決。この決勝の興奮は、東京ドームで行われたオカダvsケニーの初戦を彷彿とさせるほど。凄すぎて思わず笑ってしまうくらいの超超超スゲー試合になった。 ヘビー級相手にも勝利した実績がある両者の激闘は、パワーとスピードがハイレベルに組み合わさった、これぞ【無差別級の極み】といえる内容だった。

期待が高かったSHOやファンタズモ、実力を存分に見せつけた田口やロッキー、王者として参戦したドラゴン・リー、代打ながらも奮闘したDOUKIと成田。他にも全選手が、それぞれに大会を盛り上げてくれた。ありがとう!

中でも、今回のBOSJで最もハネたロビー・イーグルスは、決勝へは進めなかったものの今大会のMVPといっていいかもしれない。不本意な形ではあるが、優勝したオスプレイにも勝利しており、「ドミニオン」の結果次第ではIWGP Jr.王座挑戦の可能性もある。また、バレットクラブの同門であるファンタズモとの因縁も生まれた。ユニット内で孤立しつつある彼の今後の立ち位置にも注目が集まる。この先、イーグルスオスプレイ、ファンタズモの三つ巴の戦いが繰り広げられる事は必至だ。

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□Jr.の凄さと強さを見せつけた。もうヘビーの下ではない!

さて今回のBOSJ、《週刊リング No.6》でも書いたし、他の記事でも目にしたのだが、KUSHIDAとヒロムがいない現状で、「新たな Jr.の主役が生まれる大会」になると予想されていた。しかし、終わってみればニューヒーローは今回生まれなかったのではないかと思う。オスプレイは元よりJr.のトップ選手だし、鷹木はハナからJr.に身を置くつもりはないだろうと誰もが思っていた選手。期待されていたSHOがトップ戦線の仲間入りを果たしたと思うが、結果が今ひとつだったので主役に躍り出たとはいえない。

しかし、今回のBOSJで確かに生まれたものがある。それは【Jr.ヘビーの変化】だ。

今までJr.は絶えずヘビーの下に見られてきた。ファン目線ではなく会社の扱いがそうだった。ビッグマッチでの試合数は少ないし、タッグマッチではJr.の実力者がヘビーに負けたりすることもザラだ。ポスターにも載せないし、グッズ展開も少ない。

だが、しかーし! 今回のBOSJを通して見たファンの中には、「G1 CLIMAX」よりも面白いと感じた人もいるはず。全体を通して、そのくらい素晴らしい大会だったと私も思っている。メンバーのレベルがピンキリで、いわゆるハズレ試合も多いG1 に比べると、まだBOSJの方がレベルが均衡しておりハズレ試合が殆どない。そんなJr.の凄さ(愛しさ)と強さ(切なさ)とレベルの高さ(心強さ)を再認識させる大会になった。

また、今回オスプレイと鷹木が揃って、無差別級での戦いを宣言した。Jr.やヘビーなど階級関係なしに強い相手と戦いたいという意思表示である。これは、タイチのように体重アップしてヘビーに転向するとか、飯伏のようにJr.の体重だがヘビー戦線に身を置くとか、そういう話ではない。微妙なニュアンスの違いではあるが、Jr.でありながらも、ヘビーとも対等に戦っていくという宣言である。これは、高橋ヒロムが言っていたように、「Jr.王者のままヘビー級王者を倒す」という意味合いと近いと思う。

これらのことからも、【Jr.はもうヘビーの下ではなく、対等に戦えるブランドである】ということを証明したと思うのだ。

 

この価値観は生まれたてで、まだピンとこない人も多いかもしれない。しかし、現に決勝を戦った2人はヘビー相手に結果を出している。そんなオスプレイ相手に勝利したJr.選手もおり、例えばジェフ・コブに勝ったオスプレイに勝ったファンタズモだから、ファンタズモがコブに勝つことも有り得なくはない。オスプレイ、鷹木を皮切りに、Jr.戦士でもヘビーと対等以上に戦えることを証明していく機会がどんどん増えてきそうな予感がするのだ。

無差別級というのは、Jr.選手の特権である。ヘビーの選手は、階級の縛りがある以上、Jr.王座に挑戦できないし、BOSJにも出れない。しかし、その逆は出来る。現に、飯伏、柴田、ザックなどJr.階級の選手がG1参戦やIWGP挑戦を果たしているのだから。そう考えると、Jr.とは極めておいしいポジションだ。

選手それぞれで考え方や好みの違いもあるだろうから、近い体重同士で競い合いたいという純Jr.思考の者もいれば、オスプレイや鷹木のような選手もいる。これは、どちらが正解とはいえないし、前者の道を選択した選手が、後者の選手に劣ることもない。

少し前までは「体重差がある」という一言で誤魔化されてきたが、今のファンには通用しない。イイものはいい、ワルいものは悪いと、はっきり意見が言える時代である。例えば【YOSHI-HASHIvs田口】というカードが組まれたら、だいたい7割くらいの人が田口が勝つと予想するだろうから、いい加減にヘビー絶対主義の考えは改めていくべきだ。

 

きっとJr.ヘビーは、これから新たな時代へ突入していく。今大会がJr.の位置付けを変えた、と未来永劫語り継がれるかもしれない。

さぁみんな、新日Jr.についてこい!!!