週刊リング

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Vol.1《サラバ愛しき者たちよ、そしてHOMEへ‼︎ の巻》

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■サラバ愛しき者たちよ、そしてHOMEへ‼︎ 

週刊リング、リニューアル1発目に相応しい男が表紙となった。 「誌面飾って何がしたいんだ、コラ!」と言われてしまいそうだが、リビングレジェンドの革命戦士、我らが《長州 力》が2度目の引退をしたのだから表紙にせずにはいられない。

遅ればせながら、ようやくYouTubeで【長州力引退試合】を見る事ができたので、記事にしてみる。これでこそ【週刊】という縛りから抜けた甲斐があるというもの。冨樫先生、今まで文句言ってすいませんでした。ほんの少し、気持ちが分かりました。

さて、話を戻そう。現役で長州にゆかりのある選手としてはベストメンバーを集めたと思う。

【長州・越中・石井組vs藤波・武藤・真壁組】

どこを切り取っても長州と縁の深いメンバーだし、対戦組み合わせも最高だ。

特に感慨深いのは対戦相手に真壁がいること。1998年、長州の初引退試合は5人掛けの変則マッチだった。付き人だった真壁だったが、その5人の中に入れず、なんと同期の《藤田和之》が選出される事となった。悔しい思いをしたことだろう。そんな事を考えると、真壁に感情移入して見ちゃうのだ。

そういえば、一緒に組んでIWGPタッグに挑戦したこともあったな。初のIWGP挑戦時には「オマエが勝ったらおれは髪を切ってやる」て言われたこともあったな。)など、思っているに違いない。

G1にも選出されず、トップ戦線にも入れていない。そんな最近の真壁だったが、この日の真壁はギンギラギンに輝いているように見えた。

真壁の魅力とは、やはり「雑草魂」や「反骨心」だと思う。新日本でトップに登り詰めたあたりから、その魅力はなくなってきて、【真壁刀義<スイーツ真壁】となってしまったように感じていた。しかし、この日は明らかに真壁刀義モード。真壁本人も言っていたが、《長州力》の存在が、真壁のモチベーションをグイグイ上げていたのだ。

「長州さん、成長した僕を受け止めてください」と言わんばかりの攻防。そして、最後はキングコング・ニー4連発で、《恩師・長州 力》に引導を渡した。

2人のドラマを長く見てきた人達にとっては、たまらないシチュエーションだっただろう。やはりプロレスとは長く見てるほど面白い。

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「長州 力、サンキューな。」

 

■長州 力の1番凄いところとは…!

バラエティ番組への出演等で、世間的には滑舌の悪いオモシロおじさんのイメージが強い長州。 しかし私達プロレスファンから見れば、サイパン焼けのこんがり肌から滲み出る殺気ムンムンのこわ〜い長州である。 私は長州世代ではないが、そんな私から見ても長州は強くてカッコいいプロレスラーだ。

そんな長州の1番の魅力を考えてみる。滲み出る殺気、サイパン好き、リキラリアット、口の悪さ、サイパン好き、案外かわいい喋り方、革命的な行動、サイパン好き、白いリングシューズ、サイパン好き……う〜む、どれもピンとこない。やはりアレだ。

【尋常ではないケツのデカさ】

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サソリ固めを放つ時。コーナーで片足ロープに乗せて待機している時。全てにおいて、長州のケツのデカさに目を惹かれてきた私である。 そんじょそこらのグラドルなど敵ではない。オシリーナならぬオシリーキだ。

このケツのデカさが、あのリキラリアットの威力を生み出し、あのサソリ固めの説得力を上げているのだ。 長州が、ヒップアタックやキャノンボールをしたらどうなることか、危ぶむなかれ危ぶめばケツデカしである。「レスラーは背中で語れ」と言うが、スクワットで得たこのケツこそが、長州の強さの秘訣なのだ。

 

そんな長州、ついにリング上から姿を消す時がきてしまった。 最後にリングで見せた顔は、バラエティ番組でも見せたことないほど穏やかな表情だった。 私には、それが《長州 力》ではない《吉田 光雄》(本名)の表情に見えた。リング上では常に殺伐としていた長州が、リング上で《吉田 光雄》の顔を見せた。このことこそ、プロレスラー・長州力の終焉を意味している。

2019年6月26日。長州 力は、これまでの愛しきライバル達に別れを告げ、そして家族の元へ帰ったのだ。

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