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週刊ゴング記者に憧れ、週刊リング記者(自称)になった素人超人が、独自の目線による記事を書いていくプロレスブログです。

Vol.7《快挙達成!飯伏、新日本のど真ん中へ‼︎ の巻》

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■快挙達成!飯伏、新日本のど真ん中へ‼︎

【G1 CLIMAX29】、本命連敗という波乱の幕開けからスタートした夏の祭典は、飯伏幸太の初優勝で幕を閉じた。しかも【BEST OF SUPER Jr.】優勝者で【G1 CLIMAX】を優勝という史上初の快挙である。決勝の相手が超ヒールのジェイ・ホワイトということもあり、最高のハッピーエンド感が会場を包んでいた。新日本初参戦から紆余曲折を経て至った今回の結果で、遂に飯伏は新日本のど真ん中に立つことになった。ドームのメインに立つまでの約4ヶ月間、これまでにない濃密な期間を飯伏は戦っていくことになるだろう。

下半期の飯伏は、リーグ戦で敗れたKENTA、EVILとアルファベット表示の選手達との権利証マッチが組まれることだろう。この権利証マッチ、負ければ「夏が全て無駄に帰す」G1覇者として絶対に負けられない戦い。権利証が動かないことが前提である為、結果はもちろん内容重視の戦いが求められる。新日本ファン達から、飯伏幸太がドームのメインに相応しいのか査定されるのが権利証マッチだ。この査定に落ちると、急なファン投票でセミに回されることも有り得るのだから、実は非常に厳しい戦いなのだ。バレットクラブ入りしたKENTA戦は非常に厄介な試合になることが予想される。リーグ戦のジェイ以上に悪の限りを尽くしてくるだろう。EVILだって、キッカケ1つでいつハネてもおかしくない選手だから楽観視できない。飯伏の下半期の戦いは要チェックやで〜。

 

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それにしても、素晴らしい決勝だった。個人的にジェイ優勝を期待していた私だが、長年溜め込んでいた飯伏への期待感が、私のおちょこから溢れてしまい、気付けば飯伏を応援していた。試合中にウルッとくることもあった。

試合は正に激闘。どちらが勝ってもおかしくない展開だ。最後に勝敗の差を分けたのは、執念。

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漫画「北斗の拳」で、実力はあるのに甘ちゃん小僧だったケンシロウを変えたのも執念。それは言い換えれば【覚悟】である。昨年の飯伏には覚悟がなかった。G1決勝まで進んだものの、ケンシロウ同様の甘ちゃんだった飯伏は【執念、覚悟の差】で棚橋に敗れた。棚橋と飯伏では、背負うものに差がありすぎたのだ。

今年、新日本と契約を結んだ際、飯伏の覚悟は決まっていた。今までフワフワしていた飯伏が新日本に身を捧げ、プロレス界を背負う覚悟を決めての契約だった。

棚橋に敗れ、盟友ケニーとの別れを選び、ライバルや神と自身の差について考える1年を過ごしてきたのだろう。今年のリーグ戦では、神の1人・棚橋へのリベンジに成功。難敵・ザックや、IWGP王者・オカダにも勝利した。それもこれも全て、【覚悟】を決めた故の結果だと思う。自分の為に勝とうとするジェイ、周りを二度と裏切りたくないという思いで戦う飯伏との差が、飯伏優勝という結果をもたらしたのだ。

こうなるとジェイにとっても今回は意味ある敗北。次シリーズ以降、ジェイはもっと強くなっていることだろう。ガチムチなヒールのジェイだから言葉に出すことはないだろうが、この敗北で学んだことが必ずあるはずだ。

 

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飯伏が遂に新日本の主役に躍り出たことは本当に今後が楽しみで仕方ない。今までIC王座戴冠、NJC制覇は成したものの、あくまで新日本の主役はIWGP王者。そして、下半期はG1覇者も主役となる。夫婦というわけではないが、2人の共同作業でドームまでの盛り上がりを高めていくのが最近の定番だ。

現在の新日本の主役はオカダ、人気No. 1の内藤、前IWGP王者ジェイの3強時代。次いで、低迷しつつある棚橋や、伸び悩む後藤、SANADA、EVIL、飯伏らがいる。今回の優勝で、飯伏はその惜しいポジションから抜き出て、オカダらに並ぶ位置になった。これは新日本の新たな景色が見られる事になるかもしれない。果たして飯伏は新時代の盟主となるか⁉︎  それを成す時、神を崇めている飯伏自身が神となるだろう。