週刊リング

週刊ゴング記者に憧れ、週刊リング記者(自称)になった素人超人が、独自の目線による記事を書いていくプロレスブログです。

Vol.8《明るい未来へ!激化する若獅子闘争! の巻》

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■明るい未来へ!激化する若獅子闘争‼︎

G1期間中、熱い公式戦が多く繰り広げられた。しかし、それに勝るとも劣らない熱闘があった。それは【日米ヤングライオン対決】だ。ロス道場から来日したアメリカのヤングライオン(カール・フレドリックスとクラーク・コナーズ)、野毛道場で鍛錬を積む若獅子《海野翔太成田蓮辻陽太上村優也》、彼らの対抗戦さながらのバチバチな試合は、公式戦を食ってしまう程の盛り上がりを見せた。しかし、それだけではない。実は国内のヤングライオン同士のライバル意識も半端なかった。

後輩の辻・上村が、海野・成田の先輩組に激しく噛み付いているのだ。特に辻は、海野と成田に対し、「ヤングライオンのプライドがない」「色気付いてる」など、厳しいコメントを発している。上村も言葉少なだが、2人と戦う際は普段以上の気合が見てとれる。もちろん海野と成田もそれに負けてられない。NJCやBOSJに出場した事によりレベルアップしている2人は、先輩として真っ向からそれに立ち向かっている。更には、同期間でのライバル心も当然存在するので、ヤングライオン同士の試合が今1番新日本内で熱いといっても過言ではないのだ。

 

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現在のヤングライオンのレベルはかなり高いと思う。前回開催されたヤングライオン杯に出場したメンツもかなりレベルが高かった。北村・岡というスペシャルルーキーに続いて、海野や成田も、将来が楽しみな有望株である事は明白だった。特に海野は、家庭環境からして幼少の頃から本物のプロレス業界にドップリ浸かっていただけあり、確実に将来新日本の中心になるであろう才能が感じられる。しばらくは岡や海野を越えるヤングライオンは出てこないだろうと考えていた矢先、辻と上村が存在感を出してきたのだ。

まず、完成された肉体。辻と上村の肉体美は、それぞれタイプが違えど、既にプロレスラーの肉体であり、少なくともここ最近のヤングライオンでは最も仕上がっていると思う。そして熱い心もある。ここ最近ではなかった先輩へ噛みつく姿勢は、ヤングライオン時代の柴田らを思い出させるし、ヤングライオンとしてのプライドを熱く叫ぶところなど、まるで小籠包の様にセンスがブシャーと溢れ出ている。試合中に見せる気迫も大したものである。そこらの中堅選手など足元にも及ばない気合である。

そんな後輩からの突き上げを受け、海野と成田ももっと強くなる。そして、そこにロス道場の存在も入ってきている。ヤングライオン対決は群雄割拠の様相となってきた。是非とも年内に《ヤングライオン杯》を開催してもらいたい。実現すれば、これまでにない盛り上がりを見せてくれること間違いなしだ。

 

そんなヤングライオン達から誰が突き抜けてくるだろうか、そんな事を考えるのもプロレスファンの楽しみ。一足先にヤングライオンを抜け出した岡は、必ず新日本の中心になるだろうし、同じく川人も個人的には全く期待していなかったのだがメキシコで前人未到の結果を出している様なので、当然Jr.の中心選手となるだろう。ヘナーレも停滞気味だが、キッカケ一つでいつブレイクしてもおかしくない素材。【選手層厚すぎ問題】を抱えた現在の新日本プロレスでのし上がるのは並大抵の事ではないが、現在のヤングライオンのレベルからして、彼らが全て中堅で終わるとは考えにくい。新日本に定着するかどうか微妙な存在のフレドリックスとコナーズを除く現在の若獅子4人で誰が突き抜ける存在となるか楽しみだ。

本命は海野翔太。ジョン・モクスリーに付いて回った夏を経て、次シリーズ以降どんな活躍を見せてくれるか非常に楽しみな存在。プロレスセンスも文句なし。個人的には海外修行に行くのではなく、国内で少しずつでものし上がってもらいたい。しかし、過剰なプッシュは禁物。ただでさえレッドシューズの息子という事で、良くも悪くも特別視されやすい海野。会社の売り出し方が少しでも失敗すれば、ファンからの批判が殺到することだろう。会社が熱烈にプッシュしてもファンが付いてこないと結局失敗してしまうもの。例えば、内藤(ベビー時代)、YOSHI-HASHIなどがそうだった。大事な素材なので、彼らの二の舞を踏ませる事がない様、慎重に育てて欲しいと願う。

対抗は辻陽太。肉体や気持ちという面ではプロレスセンスが4人の中でも辻がズバ抜けていると思う。現時点では華が不足しているが、それは経験次第でどうにでもなる。そういうモノは海外にでも行けば身に付いてくるだろう。私としては、辻には絶滅危惧種とも呼ばれるストロングスタイル系レスラー(橋本、永田、柴田らの系譜)になってもらいたい。彼なら必ずなれると信じている。

 

さぁ、これからヤングライオンがどういう成長を見せてくれるか。棚橋も内藤もオカダもヒロムも、みんなヤングライオン時代があっての現在。いち若獅子が新日本のトップに駆け上がるまでを見続けるのも楽しいので、ビギナーファンには特に、今のうちから彼らに注目しといてもらいたいと思う。