週刊リング

週刊ゴング記者に憧れ、週刊リング記者(自称)になった素人超人が、独自の目線による記事を書いていくプロレスブログです。

Vol.9《至高の価値はドコにあるのか⁉︎ の巻》

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■至高の価値はドコにあるのか⁉︎

色々あった11.3、新日本プロレス大阪大会『POWER STRUGGLE ~SUPER Jr. TAG LEAGUE 2019~』。

Jr.タッグの試合順だの、結局既定路線だの、言いたい文句も山ほどあるが、悪いことを挙げても仕方ない。この大会の良かった点を挙げていこう。

サプライズ!高橋ヒロムの復帰‼︎

BUSHIの善戦!

オカダのマイク(内藤への挑発行為?)

主な良かった点は、以上か。

ヒロムの復帰は、本当にワクワクするものだった。演出もさることながら、良い意味でイカれたヒロムの姿を見れたことは、ヒロムファンじゃなくても楽しめたことだろう。この期待感、プロレスラーにはかなり大事なモノだと思う。「ヒロムなら面白いものを見せてくれる。」その信頼度は、花の慶次金保留やキセル演出よりも高い。

ただし、いくらヒロムでもいきなりオスプレイ戦で復帰するのは、かなり厳しいと思う。それこそヒロムが勝てば、「これまでのオスプレイ の功績て何だったの?」となってしまう。ヒロム不在の間も、新日本Jr.のレベルを高め、そのトップであり続けたオスプレイ。それが復帰1戦目の男に負けるなぞ、見たくない。ヒロムには次シリーズから元気な姿を見せてくれることを望む。ドーム前に、ベストバイプレイヤーである金丸あたりとシングルやるのも面白いかもしれない。

 

今大会、BUSHIも良かった。正直、私はBUSHIをナメていた。ドームに向けて、ある程度のシナリオが読めるこの時期、一瞬でも「BUSHIが勝つのでは?」と思わせる事ができればBUSHIの勝ちのようなもの。私を含めた、全てのBUSHIをナメきっていた人達を見返す事が出来たのではないか。

 

他にも、タイチやKENTAもよかった。

特にKENTAは、試合のしょっぱさが目立ってしまった為か、微妙な選手というイメージが定着している。しかし、私はそもそもKENTAが新日本プロレスにフィットするのにはある程度時間がかかるものと当初から思っていた。野球でも、メジャーで活躍した日本人選手が日本に戻ってきて即座に活躍するのは稀である。阪神タイガースの福留外野手も、信頼を取り戻すのにかなり時間がかかった。そして、ようやくKENTAは、それなりの試合が出来る様になってきた。なんせひと昔前は、NOAHで丸藤と並ぶトップだった選手である。まだまだKENTAは出来るはずだ。

 

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さて、ここらで話を巷で話題の二冠論争に移そう。

まず私は二冠反対派である。単にドーム2連戦という流れに乗っかって、二冠で一時的に盛り上げるだけの行き当たりばったりであるとしか、感じない。

長いプロレスの歴史で、過去にも何度かダブルタイトル戦はあった。その時は盛り上がるが、その後の微妙な展開は何とも…。

それを知ってるからこそ、今、隆盛を極めてきた新日本プロレスが、こんなことやっていいのかと不安しかない。

 

だいたい、IC王座をナメすぎである。現在の流れからして、IWGP挑戦への通行手形程度にしか思ってないのではないか。

飯伏からは、IC王座への愛着を感じるが、ジェイと内藤は完全にそうとしか思っていない。

まず、このIC王座をこき下ろす風潮を作った内藤はなかなか許し難い存在だ。前から内藤本人が言うようにIWGPにしか興味がないのなら、回りくどいマネをせず、ハナからオカダを標的に動けばいいのだ。それを「二冠」という言葉でごまかして、敢えて遠回りする回りくどさは、ベビー時代の内藤の女々しさを彷彿させる。好きなコがいるけど、告白する勇気がなくて、その周りの友達から固めていく回りくどさによく似ていると思う。オカダのように、一直線に愛を告白する方が余程カッコいい。飯伏は、どっちも好きだというワガママっぷりはキャラに合っている。ジェイは、女なら何でも手を出すプレイボーイという感じ。そう、内藤にだけ違和感が半端ない。Twitterで、みんなの意見を見ても、内藤にだけ感情移入できないファンが私以外にも多くいるようで安心した。正直、新日本ファンの大半が内藤信者だと思っていたからだ。オカダのマイクパフォーマンスがファンの心をガッチリ掴んだのだろう。そのマイクとは、ずばりIWGP王座への愛そのものである。今、IC王座をそこまで愛している選手はいるのか。

そもそも、IC王座に特別な価値観をもたらす事が出来ていない現状がもどかしい。IC王座といえば、未だに中邑真輔の印象が強い。独自の路線を突き進み、価値0に近かったIC王座をIWGPと同等またはそれ以上にまで引き上げたこの功績は、並大抵のことではない。中邑自身、異常なほどにIC王座への愛着があったし、遊び心満載で、その防衛ロードを楽しんでいた。それはIWGPでは実現が難しい刺激的な防衛ロードだった。今の新日本プロレスで、それを実現できる選手はいるだろうか。それが出来る選手として私が思う条件は、

IWGP王座を保持したことがある

②ファンをワクワクさせるカードを組める

①の条件を満たしていないと、王座の価値に説得力がない。②の条件を満たしていないと、IWGPとの差別化が難しい。

これらの条件を満たすのが、内藤哲也だと私は思っている。(※.飯伏がIWGP戴冠した後なら、飯伏が適任である。)

トランキーロな内藤なら、IWGPでは実現不可能な刺激的防衛ロードをファンに魅せる事が出来るのではないだろうか。IWGP固執しだすと、今のように魅力が極度に落ちる内藤。この男は、もっと自由に泳がせた方が面白いモノを提供できるのだろう。

二冠よりも、IC王座の価値を上げることの方が余程難しいし、唯一無二で価値のあることだと思う。誰か、かつての中邑のようにIC王座に輝きをもたらす選手が現れることを切に願う。