週刊リング

週刊ゴング記者に憧れ、週刊リング記者(自称)になった素人超人が、独自の目線による記事を書いていくプロレスブログです。

Vol.14《新日本プロレスはレェェベルが違う⁉︎》

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■ドームのカードに不満なファン多数

1週間と少し前、《WORLD TAG LEAGUE(WTL)》が終わり、東京ドーム2連戦のカードが出揃った。

概ね予想できていた事だったが、ドームのカード編成に対するファンからの批判の声が多かったように思う。そもそも、twitterなどネットの世界なんてのは批判したがりなのは置いといたとしても、あまりにも偏りのあるカードに、ファンは憤りを素直に表していた。

その憤りの理由は、多くのファンの支持を集めるEVIL、鷹木、棚橋、みのる、タイチ、オスプレイなどなど多くの選手に対して、活躍に見合うカードを与えられていない為だ。

しかし、今や大所帯の新日本プロレスとしては、東京ドームといえど選手1人1人に好カードを用意することは容易ではない。興行時間にも興行日数にも限りがある。そう考えると、今回のドーム2連戦、現時点で組めるベストに近いカード編成なのかもしれないとも思えてくる。ただ唯一、棚橋のカードが1.4で組まれてないことは到底納得できないが。今後の追加サプライズに期待する他ないか。

 

■生の感情は、シナリオを超える

さて、話は本題に入る。

今日の本題は、東京ドームで組まれている《NEVER無差別級王座戦 KENTA vs後藤洋央紀についてだ。柴田という共通項を軸にして徐々に対立を深めてきた両者。

しかしながら、このカードは本人達の意思というよりは、会社に組まれた試合という印象が強い。それでもtwitterのやり合いや、襲撃を重ねながら遺恨を深めてきた。悪いカードではないし、その後の展開も含めて面白い試合になるのではないかと思う。だが、KENTA絡みでいうと、もっとドームに相応しい試合がある。それは鈴木みのる戦だ。

思いおこせばWTLのカード発表があった際、これは必見と思った組み合わせがいくつかある。《棚橋vs鷹木》《みのるvsタイチ》そして、《みのるvs KENTA》。どの組み合わせも期待通りの好勝負だった。その《みのるvs KENTA》の好勝負の結果、ドームでのNEVER戦が確実視されている後藤の存在が霞んで見えなくなった程だ。試合後のファンの声も「後藤戦よりも、KENTA vsみのるが見たい」という声が多く挙がっていた。

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元々、みのるは自分以外の全ての選手に敵意剥き出しである。新顔である鷹木やモクスリーなどにもケンカを売りまくっているし、オカダや棚橋らエース格とも存分にやり合ってきた。ジェイ・ホワイトとはまだ殆ど絡みがなかったりもするが想像するだけで刺激的だ。他にも、みのるが絡むだけでファンがワクワクするカードが目白押しなのである。

そこには、みのるのフリー契約としての意地がある。「お前らに負けてたまるか」という本気の感情、生の感情があるからこそ、対戦相手も本気になってぶつかってくる。それは決してストーリーではなく本物である。こうして、たくさんのおもしろい伏線が作られていくのだ。

このように、会社が意図したシナリオを、時に本気の感情が超えてくるケースはしばしばある。

現在の新日本は、シリーズでタイトルマッチが組まれると、それに向けて毎日前哨戦を行うスタイル。毎日毎日毎日毎日同じ相手と戦う。昔は違った。前哨戦はほんの数試合。タイトルマッチを控えていようが、全く関係ない相手とも戦う時代が確かにあった。その時には、先述したように「こっちの相手とやった方がおもしろいのでは?」という組み合わせも多くあり、無論そこには選手の生の感情が見て取れたのだ。その生の感情こそが新日本プロレスであり、ストロングスタイルなのだと私は思う

分かりやすさを強調する現在の新日本プロレスには、そんなこと出来やしないだろう。そういう意味では、昔の新日本プロレスは人間関係とか格段に面白かった。

現在の新日本プロレスは、人間関係などのリアルさを排除した分、試合の中身やエンタメ性でカバーしている。それで充分、今の時代にフィットできているのだから、素直に新日本プロレスは凄いと思える。そして、今でも充分におもしろいと胸を張って言える。新日本プロレス、やはりレェェベルが違う

だが昔からのファンとしては、物足りなさを感じるのも事実。そういった意味でも、今後にますます期待していきたいと思う。

 

以上、続きはまたリングの上で。