週刊リング

週刊ゴング記者に憧れ、週刊リング記者(自称)になった素人超人が、独自の目線による記事を書いていくプロレスブログです。

Vol.15《俺はただオマエをぶん殴りたいんだよ‼︎》

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■大晦日対決!因縁の諏訪魔vs武藤‼︎

12.31 WRESTLE-1大晦日興行エディオンアリーナ大会》、2019年を締めくくるに相応しいプロレス祭りとなりそうだ。

ストロングマシンあり、TAJIRIあり、電流爆破あり、ワイルドあり、イケメンあり、ノアも全日もドラゲーも何でもありの興行になった。

その中でも今回注目しているのが、セミ6人タッグ《武藤、ゼウス、望月vs諏訪魔、近藤、石川》だ。

この対決、先日のデストロイヤー追悼興行での試合後、近藤修司が盟友・諏訪魔

「大晦日、誰をぶん殴りたい?(訳:誰と試合したい?)」

と尋ねた結果、

「(この日に試合した)鈴木みのる以上にぶん殴りたい相手は武藤敬司しかいねぇだろ。(訳:武藤敬司と試合させろ、オイッ)」

と応えた事から始まっている。

何故、諏訪魔は武藤をぶん殴りたいのか? 

それは、2000年代半ばまで歴史を遡る必要がある。

 

■恩師・武藤との決別

 

2004年、全日本プロレス大型新人がデビューした。名前は、諏訪間幸平。のちの諏訪魔である。

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マチュアで実績を残し、尚且つ当時全日本プロレス社長の武藤敬司が好む大型の体格であった諏訪間は、スーパールーキーとして華々しくデビューを飾った。デビュー間もないのに、メインの試合に名を連ねるこもあったし、それこそ武藤敬司とタッグを組み世界タッグに挑戦したこともあった。

その後、VOODOO-MURDERSに加入しヒールへ転向。リングネームを現在の諏訪魔に改名した。VOODOO-MURDERS脱退後は、三冠王座やチャンカン制覇など実績を残し、武藤全日本の象徴となるに至った。

そんな矢先、団体内の揉め事から、武藤敬司をはじめとする全日本所属選手の殆どが全日本プロレス離脱を表明した。多くの選手が武藤に付いていく中、諏訪魔はいち早く全日本残留を宣言。それは、恩師である武藤との決別を意味していた。

当時の諏訪魔のインタビュー記録が残っている。

「武藤さんには文句ひとつない。俺をここまで育ててくれた。感謝しかないですよ。ただ、俺は全日本プロレスから離れるという行動はできない。」

こうして諏訪魔は残留。秋山らと共に全日本を盛り立てていくこととなる。

時には厳しい時代もあった。それでも宮原やゼウスらが加入し、徐々に全日本は盛り上がりを見せていく。こうして、今現在の全日本プロレスがあるのだ。

 

■現在の自分を感じてもらう為にぶん殴りたい

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先に述べたように、諏訪魔は武藤に対する文句や恨みはないと言っていた。しかし、厳しい状況の中ガラガラの会場で試合するうち、心のどこかで「武藤さん達がいてくれたら…」と思ったこともあったのではないだろうか。やはり、武藤への恨みや憎しみが0であるとは思えない。

しかし、遺恨ばかりではないだろう。むしろ、本人も公言していた通り、感謝の気持ちの方が大きいはず。武藤らが抜けた全日本を支えてきた意地、成長を遂げた自分、それを恩師である武藤敬司に見てもらいたい。実際に肌を合わせて感じてもらいたい。それこそが、諏訪魔の本心だと私は思う。

全日本に残り支えてきた意地、プロレスラーとして育ててくれた感謝、それらにほんの少しの恨みも込めて、大晦日諏訪魔武藤をぶん殴る

私は、その瞬間をしっかり目に焼き付けたいと思う。

 

以上、続きはまたリングの上で!