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Vol.35『GREAT VOYAGE 2021 in YOKOHAMAについて②』

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★ムラムラした横浜武道館

全国1千万人のプロレスファンの皆様、おはこんばんにちわ。

エルゴンです。

ノアの横浜武道館大会【GREAT VOYAGE 2021 in YOKOHAMA】、いやはや素晴らしいの一言でした。

その中でもメインGHCタッグ選手権試合》は魂に響く好勝負!

あんな試合見ちゃったら、ムラムラ興奮して眠れないじゃないか。

それにGHCナショナル選手権試合》、こちらもカシンらしさ溢れる珍勝負。だが、今回は試合内容よりも記事的に美味しいのはその後。

リング上で拳王が指名したのは野獣王となった藤田和之

これから一体何が起きようとしてるのか…。

さてさてさーて、そんなノア横浜武道館大会について早速語ってまいりましょう。

それでは今週もリングイン!!

 

★プロレス表情大賞が早くも決定⁉︎

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征矢に勝利し、最強の野獣王となった藤田和之は激怒していた。

レスリング時代からの大先輩であるカシンを踏みつけているのも気付かないほどオコだった。

それは、カシンをブチ倒した憎き若僧が自らを挑発し、次の防衛戦の相手として指名してきたからである。

拳王は最強を求めているらしい。プロレスどうこう抜きにして、日本人最強といえば藤田和之しかいない。PRIDE最強王者のヒョードルを少しでも追い詰めた実績がそれを物語っている。

全盛期を過ぎたとはいえ、そんな藤田を倒せば拳王は確かに最強と呼んでいいのかもしれない。

ここ最近は、新日本(猪木)の血筋を防衛相手として狩り続けている拳王が、その締め括りとして猪木の直系である藤田を指名したのも凄く興味深い。

しかし、ここは拳王が負けるのもアリ。

小休止を挟んでGHC王者・武藤敬司に挑戦なんてのもおもしろい。なんといってもノア最強の証がGHC王座だし、武藤敬司といえばプロレス最強といっても過言ではない存在。

だから、藤田に負けたとしても最強を勝ち取る為のルートは残っているということだ。

まだ現時点でカード発表はされていないが、拳王vs藤田、要チェックな試合になる事は必至です。

 

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そして、壮絶な死合となったメインの《GHCタッグ選手権、杉浦貴.桜庭和志vs中嶋勝彦.マサ北宮》。

試合前には、杉浦軍を「ふざけんな」と批判してきた北宮だが、試合中杉浦に「オマエの顔がふざけてる!」と怒声と強い打撃を浴びせられた。こういう時の怖いオジサンは本当に怖い。いくつもの逆境や試練を乗り越えてきた凄みが出るからだ。

しかし、北宮も負けていない。顔がふざけてると言われても、決してイケメンでなくても、杉浦の凄みに負けない気迫の表情で王者チームを追い詰める。そして、気合のヘッドバットと監獄固めという鬼盛りセットで、あの杉浦からギブアップを奪ったのだ。

勝利直前の北宮の表情は、プロレス表情大賞があれば今年は北宮に決定していた程、映えていた。

そのパートナーである勝彦も恐ろしい男だと思った。今に始まったことじゃないけど、蹴りがとにかくエグい。

新日本のタイチや、全日本のジェイクなど蹴りが素晴らしい選手は沢山いるが、正直勝彦はモノが違う。否、違いすぎる。令和の蹴撃王はダントツ勝彦で決定といっていいだろう。

桜庭が軽いからというのもあるが、桜庭相手に入れた蹴りはどれもヤバいエグみが出ていて、本気で桜庭を心配した。

アグレッションとは侵略という意味らしい。前に結成していた頃よりも、遥かに強くなって個性を増して再度ベルトを戴冠したアグレッション。その試合はどこか狂気を感じ取れる内容だった。今話題のサイコな2人とは、この2人のことかと思えるほどに。

また、昨年のベストタッグである王者組も、もちろん素晴らしかった。

杉浦のコンディションの良さには毎回関心されられる。僕は、あんな50代になれるのだろうか、とも思わせてくる。

桜庭もプロレスラーとして完成したものだ。新日本に上がっていた頃はまだどこかプロレスにハマりきれていない感があったが、今は全くソレを感じない。

2人のタッグ、本当に好きだから、まだまだ組み続けて欲しいし、もっかいベルト戴冠してもらいたいと願う。

 

★エンディング

藤田がカシンを踏みつけた件だが、最初にこのシーンを見た時は非常に関心した。

プロレスにおざなりだった藤田が、よくぞこんな難しい芸当をしてくれるようになったものだと。

桜庭然り、杉浦軍にはプロレスを楽しませる・好きにさせてくれる、そんな魅力があるのかもしれない。船木なんかも杉浦軍に加入したらおもしろいのにな。

なんて事を思いながら、次の3.14福岡国際センター大会を待ち侘びていようと思う。

 

では、次回またリングの上で!!