週刊リング

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Vol.39『NJC2021、新ヒーロー誕生』

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【フィンレーのプロレスが弾けた】

全国1千万人のプロレスファンの皆様、おはこんばんにちわ。

エルゴンです。

3月20日、《NEW JAPAN CUP 2021》の準決勝戦で今大会の新ヒーローが生まれたことを僕は確信した。

ヒーローの名前は、デビッド・フィンレー(27歳)。父親はWWEや新日本でも活躍した往年の名レスラー、デイブ・フィンレー。

だからフィンレーは橋本大地タマ・トンガらと同じく2世レスラーになる。

今回のNJC、何となくフィンレーが飛躍するのではないかと予想していた。

フィンジュースの試合を見ていて、最近ではジュースよりフィンレーの方が試合の手綱を握ってる様に感じてたからだ。

また昨年あたりからシングルでの試合も増えており、フィンレーのプロレスが出来上がってきている中でのNJC。

だから今のフィンレーがシングルトーナメントに出たら、いい結果を残せるのではないかと思ったのだ。

だが、格下であるチェーズやYOSHI-HASHI相手ではフィンレーのポテンシャルを十分に発揮させることは出来なかったように感じた。

続く3回戦、因縁深いジェイ・ホワイト相手に勝利したのは大金星だったが、どこかインパクトに欠ける印象が残る。

しかし遂に昨日のNJC準決勝、フィンレーのプロレスが弾けた。

相手は僕が今大会優勝候補に推しているオスプレイ。そのオスプレイ相手にフィンレーはスピードで全く引けを取らなかった。

フィンレーはスピードある方だとは思ってたが、まさかオスプレイ相手に互角でやり合えるスピードスターだとは想定外だ。

スピードが噛み合った結果、フィンレーはその実力を100%発揮し、会場を大いに沸かせていた。

試合としては負けてしまったが、後味としてはフィンレーの凄さが残る試合だった様に思う。

 

【G1で実力を試したい】

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フィンレーは試合後、早くもG1に対するコメントを出した。

「6年間、ニュージャパンで闘ってきたのに、まだ一度も『G1』に出られていない。『G1』に出場して、自分の実力を試したい」

…驚いた。改めて気付かされたが、近年とうに実力者となっていた筈のフィンレーがG1に出たことがなかったのだ。

自らG1出場を志願したということは、今大会で自信を付けたのだと思う。新日トップ選手のジェイに勝利し、オスプレイと互角にやり合ったのだから当然だ。

選手層の厚い新日本だが、今年のG1にフィンレーが出場することは間違いないだろう。

 

【2世レスラーの呪縛を解き放った】

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今大会、フィンレーはノリにノった旬な状態でもあった。

米団体・インパクトに相棒ジュースとタッグで参戦したフィンレーは、新日本ファンお馴染みの《カール・アンダーソン&ルーク・ギャローズ》グッドブラザーズ相手に勝利し、インパク世界タッグ王座を奪取。

今後はタッグ・シングル両方こなすプレイヤーとしての飛躍が期待できる。

しかしながら、2世レスラーであるフィンレーの大成はなかなか難しいと思っていた。

偉大な父親がいると、その像を息子は重ねられてしまう。橋本大地がいい例である。デビューから常に橋本真也が大地には付き纏っていた。これじゃダメだ、と大日本に主戦場を移したのは正解だったと思う。

大地もタマ・トンガもその様なある種の呪縛を抱えていて、それを解き放ち今がある。

フィンレーも当初は父親の背中を追っていた様に見えたが、自分の長所がソレとは違う事に気づき自分のスタイルを確立させた。フィンレーも2世の呪縛を解き放つことに成功したのだ。

センスはある選手だし若さもある。

だから今後まだまだ伸びていく可能性を秘めているフィンレー。

次はG1での大物食いを期待したい。

 

では、次回またリングの上で!

Vol.38『方舟はますます驀進します‼︎』

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武藤敬司、思い出の福岡で初防衛成功】

全国1千万人のプロレスファンの皆様、おはこんばんにちわ。

エルゴンです。

先日のノア福岡国際《GREAT VOYAGE 2021 in FUKUOKA》、久々に福岡でプロレスビッグマッチが開催されるとあって九州の民達は大盛り上がり。

興行としても、小峠のGHC Jr.王座奪還・ノアイズム・拳王と藤田の両リン後の再試合など、話題性も内容も盛り沢山で大成功だった様に思える。

しかしながら何と言っても今回注目を集めていたのはメインのGHC王座選手権。

武藤敬司vs清宮海斗

34歳差で実力伯仲のタイトルマッチ。これはなかなかの異例。

58歳の武藤が王者として決して恥ずかしくないパフォーマンスを維持しているのも凄いが、あの若さで既にノアを背負っている1人である清宮も素晴らしい。

王者・武藤にとっては福岡国際センターは思い出の地。

IWGP初戴冠(ただしグレートムタとして)を成した場所でもあり、今や伝説になっている天龍とのMr.プロレス対決が行われた場所でもある。

そんな特別な会場で、武藤敬司GHC王座の初防衛に成功した。

 

【未来だけでなく、過去や現在とも闘っている】

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武藤がGHC初戴冠を成したあの日、清宮は自らをノアの未来と称して挑戦表明を行なった。私はてっきり、今回武藤は未来をテーマにした作品を作るのだと思っていた。

だが実際は違った。

試合前の煽りVでは、常に自信満々の武藤が

「思考に体がついていかない、思い通りに動かない」

と自身を嘆く発言をした。

天才と評される武藤でさえも、アラカンである現実と闘ってもがいて現実を生きていかなければいけないのだと痛感させられた。

そして試合が始まれば、ファンはどうしても過去の武藤と現在の武藤の比較をしてしまう。

「キレがなくなった」「動けてない」

「省エネプロレス」「体がしぼんだ」

など、ファンは好き勝手な思いを呟く。

「思い出と闘っても勝てない」

という名言を残した武藤が、歳を重ねたことにより、往年の名選手ではなく思い出の自分と闘う羽目になるとは何とも数奇でロマンティックだ。

過去の思い出(ファンの記憶)、現在の自分・ノアの未来。武藤はそれら全てと闘っていた。

そうして過去、現在、未来をテーマとした壮大な作品が出来上がったのだ。

 

【黄昏の天才を乗せた方舟】

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そんな武藤に次に挑むのは、先日中嶋勝彦をパートナーにGHCタッグ王者となったマサ北宮。

まだ顔じゃないと言わんばかりに相手にしなかった武藤へサイトースープレックスをお見舞いしたマサのバックには、武藤とも深い関わりがあるマサ斎藤佐々木健介が垣間見える。

そうなると次回も何か壮大な作品が出来上がる予感がする。

武藤ほどのキャリアなら誰とやっても何をしても何を言っても、なんかのオプションが付いてくる。GHC戦以外にも、これからノアでいろんなドラマが生まれていくことだろう。

もう既に確信しているから言わせてもらう。

黄昏の天才・武藤敬司を乗せた方舟は、ますます驀進します。

 

では、次回またリングの上で。

Vol.37『まさかの敗北!帝国再建の失敗⁉︎ 』

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★だが帝国は死滅していなかった…

全国1千万人のプロレスファンの皆様、おはこんばんにちわ。

エルゴンです。

3月11日のニュージャパンカップで衝撃的な出来事が起きた。【UNITED EMPIRE(以下:エンパイア)】のグレート-O-カーンとジェフ・コブがこの日揃ってトーナメント敗退となった。

シード権を得ているEVIL相手ではコブの負けは予測していたのだが、オーカーン様が負けるとは正直意外だった。

1回戦では、まだ膝の状態が回復に至ってないとはいえ内藤に勝利した。その遺憾から、NJC後は内藤らLIJとエンパイアの抗争が始まるものと予想してたのだが…。

東京ドームの全敗軍団ゼンパイアの悪夢が再び過ぎる。コブが負け、オーカーンが敗れ、再び帝国は崩壊の危機を迎えていた。

だが、帝国は死滅していなかった。

そう帝国再建の鍵を握るアノ男について語ってまいりましょう。

それでは今週もリングイン!!

 

★“普通”になったオスプレイが失った魅力

帝国最後の希望は、リーダーのウィル・オスプレイ

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リーダーとはいえ、オーカーンの強烈な“”が濃すぎて、影が薄い存在となっているオスプレイ

そもそも昨年のG1で本格的なヘビー級となって以降、オスプレイの影はずっと薄い様に思う。

Jr.でありながらNEVERを獲るなど新日本最強とも思われた男が何とも寂しいものだ。

輝いてた頃のオスプレイの長所をよくよく考えてみると、Jr.でありながら強いというのが最大の魅力だったのかなと思う。パワーとスピードを高レベルで共存させてたJr.時代のカラダが最も彼の良さを引き出していたのではないか。

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ヘビーになっても動けるのは確かに脅威だし、相変わらず能力は高い選手だとは思う。だが、そんな選手は他にもいるのが新日本。結果、前述の長所が死に絶え、オスプレイは“普通”になってしまった。リーダーではあるが、エンパイアはオスプレイでなくオーカーンで持っているのが現実だ。

帝国再建最後の希望となったからには、オスプレイにはNJC優勝が義務付けられる。これまで散々に書いているように思うかもしれないが、僕はかつて新日本最強とも思わせてくれた男の大復活を期待して止まないのだ。

理想は決勝戦オスプレイvsオカダ》で、ドームの雪辱を晴らしての優勝だったのだが、オカダが1回戦敗退の為それは不可能。こうなれば準決勝でジェイ、決勝でEVILに勝利しての優勝が英雄の復活に1番理想的なシチュエーションか。

そうなればオスプレイ自身の評価は当然のこと、帝国再建も十分に実現できるだろう。エンパイアはオーカーンだけではないことを示す為にも、帝国再建の為にも、オスプレイには優勝が義務付けられた。

 

★まずは英国対決を制す

エンパイア立ち上げによりスタイルは変えたが、その実力は不変の筈。一度は閉めた引き出しをガンガン開けてでもオスプレイはここで優勝しなければならない。それが出来なければ今度こそ帝国崩壊は免れないだろう。

まずは明日14日、ザック戦で英国最高峰の対決を制すること、ここに予言させてもらおう。

そして怒り狂ったオーカーンは今日どんなアクションを起こしてくれるのか?

なんだかんだで帝国の話題は尽きないな。

 

では、次回またリングの上で!!

Vol.36『武藤から王座を奪うのは誰だ選手権』

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武藤敬司の王者姿は最後かもしれない⁉︎

全国1千万人のプロレスファンの皆様、おはこんばんにちわ。

エルゴンです。

天才・武藤敬司がノアの至宝を手にして早1ヶ月。遂にその初防衛戦が今週末に福岡国際センター大会で行われる。

果たして清宮は武藤が言うように安全牌なのか?

それはさておいて、武藤敬司程の大人物が初防衛戦でベルトを明け渡すなんてことは僕はないと考えている。

58歳の武藤にとってシングルタイトルの戴冠は、ひょっとすると今回が最後になるかもしれないのだ。それなら、もっと長く武藤の華々しい姿を見ていたいという希望的観測もあるし、何より武藤とノアが契約したということは大人の事情でそういう事なのだろうと思っている。

しかしながら、群雄割拠のノアでシングル最強の座につく58歳て本当に凄いことだ。更に凄いのは武藤がGHC王者でも「弱い」「動きが鈍い」など、マイナス要素が殆ど聞こえてこないこと。実際に試合を見ても、僕自身全くそんな思いを抱かないのだから不思議だ。確実に全盛期の頃より衰えはあるのだが、それを最低限にしか感じさせないのは、武藤の魅せ方やパフォーマンスが超一級品であることを示している。

例えイマイチな試合があったとしても、武藤ではなく対戦相手が合わせられないのが悪いという印象になる程、武藤のセンスは日本プロレス界で抜きん出ている。

そんな武藤だからこそ、武藤からベルトを奪取するということは特別な意味を持つ。気が早いことだが、次のGHC王者はきっとノアの中心になるのではないか。かつての棚橋弘至がそうであったように。

果たして武藤を倒してノアの中心になるのは誰か?

武藤敬司から王座を奪うのは誰だ選手権、勝手に開催致します。

それでは今週もリングイン!!

 

★6人がエントリー。本命はファンも歓喜する夢の対決。

さてさてさーて、早速始めましょう。

僕の偏見と独断により武藤からベルト奪取しそうな選手を6人まで絞りに絞り、それを大穴・穴・対抗・本命の順で挙げていこう。

 

・【大穴】谷口周平

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高い実力は小橋建太も認めるとこだが、未だGHC王座を手にしていない谷口。そんな谷口が武藤敬司からベルトを奪えば、一気にプロレス人生大逆転のチャンス。王者・武藤に勝利することにはそれ程の価値がある。

しかし、先日の横浜武道館ではコスチュームを変えて今後一気にコミカル路線へと進みそうな雰囲気もある。とはいえ、実力や期待値は十分にある男なので、大穴として谷口を推さえときたいとこだ。

 

・【穴①】清宮海斗

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ノアに無糖を呼び込んだといってもいい清宮。期待値も実力も共に王座奪還の大本命とも思われそうだが、どうにもタイミングが悪い。初防衛戦の挑戦者として手を挙げた清宮だが、機を熟しての挑戦とは思えない。福岡大会では武藤の初防衛はまず間違いないと僕は見ている。となれば、N-1などで優勝しない限りは挑戦待ちの最後尾に付くことになるのだ。そんな長期に渡って武藤が防衛し続けることも難しいと思われる為、清宮は穴として考えたい。

 

・【穴②】拳王

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次のGHCナショナル王座戦にて、藤田に王座を明け渡すことになるという予想が大前提としての穴。ノアの中で特異な存在感のある拳王が最強の証として武藤を倒す、こんなドラマチックな展開はなかなかないぞ。ただ、特異な存在だけにノアの中心人物になるのは少し違和感。それだけに本命や対抗としては推しにくいところだ。

 

・【対抗①】潮崎豪

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獲られたら獲りかえす倍返しだ、とでも言わんばかりにベルトを明け渡した責任を取る王道のパターン。武藤から王座奪還することで見えてくるのは三沢超え。その時には誰もが認める『I AM NOAH』となることだろう。

 

・【対抗②】杉浦貴

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ノア最強の男・杉浦。過去に幾度も外敵からノアを守ってきた杉浦が、所属とはいえ外様感のある武藤からベルトを取り返す。これもドラマチックなパターンだ。のらりくらりとした緩急の武藤に対し、パワー・スピード・テクニックいずれも高い杉浦は相性が悪い様にも思える。もしシングルが組まれれば武藤のペースで試合を進めることはできないだろう。

 

・【本命】丸藤正道

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やはりノアの中心人物といえば丸藤正道。同じM's allianceのメンバーではあるが、お互いとことん闘ってみたいとは思っているはず。本物の天才対決として、ファンの期待度もテンションバリバリMAXになること間違いなし。ここ最近は第一線から引いてる感もある丸藤だが老け込むには早すぎる。武藤に勝利し、再びノアのど真ん中へ戻ってきてほしいと思う。

 

★夢の続きの天才対決

というわけで、本命は丸藤正道でした。

武藤vs丸藤、僕にとっては本当に夢のカード。おそらく多くのファンにとってもそうじゃないだろうか。

プロレス界に多く存在する天才達。しかし、その多くは天才ではない。現役選手で天才と呼んでいいのは日本人では武藤と丸藤だけだと僕は思っている。そんな天才同士の対決にココロオドらないわけがない。

そして実現しなかった三沢vs武藤。その夢の続きが何かしら天才対決を通して見えてくるような気もしている。

リーグ戦の公式戦なんかでやるのは非常に勿体ないから、是非王座戦でタイトルをかけて闘ってもらいたいと切に願う。

 

では、次回またリングの上で!!

 

Vol.35『GREAT VOYAGE 2021 in YOKOHAMAについて②』

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★ムラムラした横浜武道館

全国1千万人のプロレスファンの皆様、おはこんばんにちわ。

エルゴンです。

ノアの横浜武道館大会【GREAT VOYAGE 2021 in YOKOHAMA】、いやはや素晴らしいの一言でした。

その中でもメインGHCタッグ選手権試合》は魂に響く好勝負!

あんな試合見ちゃったら、ムラムラ興奮して眠れないじゃないか。

それにGHCナショナル選手権試合》、こちらもカシンらしさ溢れる珍勝負。だが、今回は試合内容よりも記事的に美味しいのはその後。

リング上で拳王が指名したのは野獣王となった藤田和之

これから一体何が起きようとしてるのか…。

さてさてさーて、そんなノア横浜武道館大会について早速語ってまいりましょう。

それでは今週もリングイン!!

 

★プロレス表情大賞が早くも決定⁉︎

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征矢に勝利し、最強の野獣王となった藤田和之は激怒していた。

レスリング時代からの大先輩であるカシンを踏みつけているのも気付かないほどオコだった。

それは、カシンをブチ倒した憎き若僧が自らを挑発し、次の防衛戦の相手として指名してきたからである。

拳王は最強を求めているらしい。プロレスどうこう抜きにして、日本人最強といえば藤田和之しかいない。PRIDE最強王者のヒョードルを少しでも追い詰めた実績がそれを物語っている。

全盛期を過ぎたとはいえ、そんな藤田を倒せば拳王は確かに最強と呼んでいいのかもしれない。

ここ最近は、新日本(猪木)の血筋を防衛相手として狩り続けている拳王が、その締め括りとして猪木の直系である藤田を指名したのも凄く興味深い。

しかし、ここは拳王が負けるのもアリ。

小休止を挟んでGHC王者・武藤敬司に挑戦なんてのもおもしろい。なんといってもノア最強の証がGHC王座だし、武藤敬司といえばプロレス最強といっても過言ではない存在。

だから、藤田に負けたとしても最強を勝ち取る為のルートは残っているということだ。

まだ現時点でカード発表はされていないが、拳王vs藤田、要チェックな試合になる事は必至です。

 

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そして、壮絶な死合となったメインの《GHCタッグ選手権、杉浦貴.桜庭和志vs中嶋勝彦.マサ北宮》。

試合前には、杉浦軍を「ふざけんな」と批判してきた北宮だが、試合中杉浦に「オマエの顔がふざけてる!」と怒声と強い打撃を浴びせられた。こういう時の怖いオジサンは本当に怖い。いくつもの逆境や試練を乗り越えてきた凄みが出るからだ。

しかし、北宮も負けていない。顔がふざけてると言われても、決してイケメンでなくても、杉浦の凄みに負けない気迫の表情で王者チームを追い詰める。そして、気合のヘッドバットと監獄固めという鬼盛りセットで、あの杉浦からギブアップを奪ったのだ。

勝利直前の北宮の表情は、プロレス表情大賞があれば今年は北宮に決定していた程、映えていた。

そのパートナーである勝彦も恐ろしい男だと思った。今に始まったことじゃないけど、蹴りがとにかくエグい。

新日本のタイチや、全日本のジェイクなど蹴りが素晴らしい選手は沢山いるが、正直勝彦はモノが違う。否、違いすぎる。令和の蹴撃王はダントツ勝彦で決定といっていいだろう。

桜庭が軽いからというのもあるが、桜庭相手に入れた蹴りはどれもヤバいエグみが出ていて、本気で桜庭を心配した。

アグレッションとは侵略という意味らしい。前に結成していた頃よりも、遥かに強くなって個性を増して再度ベルトを戴冠したアグレッション。その試合はどこか狂気を感じ取れる内容だった。今話題のサイコな2人とは、この2人のことかと思えるほどに。

また、昨年のベストタッグである王者組も、もちろん素晴らしかった。

杉浦のコンディションの良さには毎回関心されられる。僕は、あんな50代になれるのだろうか、とも思わせてくる。

桜庭もプロレスラーとして完成したものだ。新日本に上がっていた頃はまだどこかプロレスにハマりきれていない感があったが、今は全くソレを感じない。

2人のタッグ、本当に好きだから、まだまだ組み続けて欲しいし、もっかいベルト戴冠してもらいたいと願う。

 

★エンディング

藤田がカシンを踏みつけた件だが、最初にこのシーンを見た時は非常に関心した。

プロレスにおざなりだった藤田が、よくぞこんな難しい芸当をしてくれるようになったものだと。

桜庭然り、杉浦軍にはプロレスを楽しませる・好きにさせてくれる、そんな魅力があるのかもしれない。船木なんかも杉浦軍に加入したらおもしろいのにな。

なんて事を思いながら、次の3.14福岡国際センター大会を待ち侘びていようと思う。

 

では、次回またリングの上で!!

 

 

 

 

Vol.34『GREAT VOYAGE 2021 in YOKOHAMAについて』

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★順天航路を走り出したノアのビッグマッチに注目

全国1千万人のプロレスファンの皆様、おはこんばんにちわ。

エルゴンです。

お久しぶりですいません。

最近、語りたいことが多くなってきたので、改めてプロレスコラムの航海を始めたいと思います。

航海といえば、今日3月7日はプロレスリング・ノアの横浜武道館大会GREAT VOYAGE 2021 in YOKOHAMA】が開催されます。

メインのGHCタッグ選手権試合や、武藤vs清宮の前哨戦、GHCナショナル選手権など魅力的なカード満載ですが、ノアの至宝・GHC王座を賭けた試合は行われません。

GHC王座戦ナシでも横浜武道館大会が出来るということ、これはノアに地力が着いたことを表してるのだと思います。

さて、国内トップを走る新日本に追いつけ追い越せと順天航路を走り出したノアの横浜武道館大会。その見所を早速語ってまいりましょう。

さて、それでは今週もリングイン!!

 

GREAT VOYAGEの見所4試合

今回の横浜武道館大会は全8試合。

全部好カードではありますが、全てを語るのは大変なので、僕がより注目している試合の4試合をピックアップしました。

 

①《谷口/ヨネvs斎藤/井上》

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ポテンシャルは良いがなかなか目が出ない谷口周平ですが、最近ハジけてきてますね。

その原因はヨネ。

ファンキーなヨネと組むことで、今まで谷口にはなかったリング上での柔軟性が発揮されてきてますね。谷口には是非とも殻を破り、ノアのトップ戦線へ再び参入してもらいたいです。

 

②《藤田和之vs征矢学》

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ノアの野獣王決定戦とも呼べる肉弾戦必至の好カードです。

実力的には藤田有利と見てますが、ここは征矢に僕は期待したいです。

主戦場をノアに移して以降、征矢は非常に良いプロレスをしてます。

藤田に勝利し、ノア内での自分のポジションを確立してほしいですね。

 

③《拳王vsケンドー・カシン

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これはカシンファンの僕にはたまらないカードです。

正直カシンが勝つとは思いませんが、キングオブ曲者のカシンが何をしでかしてくれるか非常に楽しみにしてます。

またカシンはただの曲者でもなく、アマレス・新日本・全日本・総合格闘技において、ちゃんと実績を残してきた選手。異端・邪道・亜流な上に王道なのです。近頃、ストロングスタイル的な試合が続く拳王相手に真っ向からいくかスカしながらいくのか、当日は要チェックです。

今シリーズは、カシンから毎日のようにあの手この手で揺さぶりをかけられてる拳王。精神的にだいぶ消耗してるようです。

前哨戦でイニシアチブを掴まれてる拳王なので、ここぞという時に集中が切れて、カシンお得意の一発逆転腕ひしぎや丸め込みが拳王に炸裂することもあるかもしれません。

カシンがGHCナショナル王座を手にしたら、めちゃくちゃ面白そうですね。より濃い色をベルトに付けてくれることでしょう。

いや、防衛などせず、どこかに寄付してしまうかもしれませんね笑。

 

④《杉浦貴/桜庭和志vs中嶋勝彦/マサ北宮》

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今大会、僕が最も楽しみにしてる試合。

この2組をメインとした今大会のポスターがカッコよすぎてキュンです。

2020年最優秀タッグの杉浦軍のガチ強チームと、健介オフィス時代からの歴史があるジ・アグレッションとの組み合わせ。

4人がどう絡んでも面白くなること間違いなし!

僕の推しは、金剛入りしてから魅力がヤバすぎる勝彦です。

金剛内での地位確立の為にも、ベルトは獲っておきたいところでしょう。

 

★エンディング

本日のエンディング曲は、なかなか耳から離れないでお馴染みな拳王の入場テーマ「失恋モッシュ」をお送りします笑

今日は新日本のニュージャパンカップもありますが、ノア優先で僕はテレビの前にかじり付きます。

前項で触れませんでしたが、清宮vs武藤の前哨戦なんかもありますしね。

これも楽しみです。天才武藤が何かしらのテーマを清宮に投げつけてくれるんでしょうが、僕は挑戦者である清宮から武藤に課題をぶつけてもらいたいですねー。

本日16時の試合開始となってますので、皆さん遅れないようにしましょう。

 

では、次回またリングの上で!!

Vol.33『お別れの1.6?』

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★今回は予想会

全国1千万人のプロレスファンの皆様、おはこんばんにちわ。

エルゴンです。

今年も暮れが迫ってきてますね。

巷ではプロレス大賞の予想も聞こえてまいります。有力選手はNOAH、潮崎豪選手。僕も今年は潮崎じゃないかなと思います。

これで内藤や飯伏が取るようなら、新日本の圧力としか思えませんね。

でも予想てのは、難しくてなかなか当たらないもの。最近ふと浮かんできた悪い予想があるんですが、この予想も外れないかな〜、なんて思いながら予想を語ります。

さて、それでは今週もリングイン!!

 

★別れの1.6?

ちょっと気が早いですが、年が明ければ、新日本の東京ドーム大会【レッスルキングダム】が開催されますね。コロナ禍の中、東京ドームでプロレスができるなんて感謝感激です。そしてドームの翌日には【NEW YEAR DASH】がこれまた恒例で開催されます。

恒例の流れではありますが、コレ数年に1度サプライズが起きます。

とある年には、AJスタイルズがケニーに裏切られてBC離脱しいては新日本の離脱がありました。

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とある年には、ケニーがドームで棚橋に負けて1.4を最後に新日本を離脱しました。

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そう! 契約時期の事もあってか、年始の新日本プロレスて別れの時期だったりするんです。

今年も何やら離脱の怪しい雰囲気を感じております。それは誰かというと…

ジェイ・ホワイト!!

EVIL加入により、何やら怪しい雰囲気のBC。EVILの動向を見た限りでは、どうやらBC内で誰かの下につくというか、大人しくするつもりはサラサラなさそうです。現に、リーダーであるジェイとは一触即発の微妙な関係となっております。ここで考えたのは、ジェイがいなくなればEVIL体制のBCが円満に生まれるんじゃないかということ。タマやKENTAはリーダーになる気はなさそうですし、タマはEVILの考えに賛同するかの様な微妙な発言をしたこともあります。

そして、ジェイはG1覇者の飯伏からIWGP挑戦権を奪い、ドームでは内藤vs飯伏の勝者と闘うことが決定してます。姑息な方法で美味しいとこ取りのジェイがココで勝つことは正直考えにくい…それは即ちジェイが負けるということになります。負け→だらしない→BC追放、これはAJスタイルズや多くのヒール選手が経験してきたユニット追放の定番の流れです。

・EVILがなぜBCに入ったのか?

・ジェイとEVILの対立フラグ

・石井vsジェイ後の外道の反応

これらの点と点を回収しようとした時に、最も納得いく結末が、ジェイ・ホワイトの追放だと私は予想します。

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追放後のジェイはどこへ行くのか?

それはもうWWE以外ないでしょう。

スカウトの噂もあったくらいですから。

こうして、来年は、

ジェイの追放→WWEデビュー→vs中邑?

なんかが見れちゃうかもです。

 

★エンディング

こんな端末を予想しつつ、ジェイ推しの僕は違う結末を願ってます。

しかしながら、一連の不穏な流れに結末をつけるならば、これが最もオーソドックスな流れだとも思います。

希望は、ジェイが2冠王者となりインターコンチを捨てて、EVILとは最狂タッグ( with外道、ディック東郷)を組んでほしいと祈ります。

ちょっと気が早い来年最初の事件を予想してみました。

 

それでは今週はここまで!

次週、またリングの上で!