週刊リング

週刊ゴング記者に憧れ、週刊リング記者(自称)になった素人超人が、独自の目線による記事を書いていくプロレスブログです。

Vol.30『ザ・マシンガン!アンダーソンは新日本に戻るのか?』

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WWE解雇の優良選手・チャド(アンダーソン)

新型コロナウイルスの影響により、WWEが大量解雇を発表した。

解雇者の中には興味深い選手もチラホラいた。その中で、いち早く意味深な動画を自身のTwitterで公開したのが〈チャド・アレグラ〉こと〈カール・アンダーソンだ。

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アンダーソンは、中邑真輔ロッキー・ロメロらと00年代半ばに新日LA道場(※現在のLA道場とは異なる)で汗を流し、08年のNJCで急遽欠場となった永田裕志の代打として新日本に初参戦した選手。

GBHや本隊で活躍後、プリンス・デヴィットらと共にBULLET CLUBを結成。BCオリジナルメンバーとして悪行の限りを尽くしたが、惜しくも16年1月に中邑、AJ、ギャローズと共に新日本を退団しWWEへ移籍した。

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後藤洋央紀とのタッグでタッグリーグを優勝したり、ジャイアント・バーナードやドク・ギャローズとのタッグでIWGPタッグ王者となるなど、タッグ屋の印象が強いが、シングルでも2012年のG1で準優勝したりIWGP王座にも何度か挑戦しており、シングル・タッグのどちらもこなせる優良選手である。

 

■アンダーソンが参戦する団体は…

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そんなアンダーソンがWWEを解雇となり、即座に日本に戻るかの様な動画をTwitterで配信した。アンダーソンを知るファン達は狂喜乱舞している。

元々、やはり日本でプロレスがしたいという思いがあると噂されていたアンダーソン。

日本に戻る事が確定しているのであれば、やはり参戦する団体は新日本プロレスが濃厚だろう。WWE解雇の発表から例の動画を送るまでの早さからして、解雇の話があった時から旧友のタマ・トンガやファレらを通じて新日本のフロント陣と協議していた可能性が高いと思われるからだ。何のツテもないと考えられる他団体へ参戦するのであれば、もう少し時間が掛かるのではないかと推測する。

BC創設メンバーとしてBCへ戻り、暴れ回るアンダーソンを見られると思うとワクワクが止まらない。

あえてBCと敵対する立場として本隊や鈴木軍に加入しても面白いだろう。

 

また新日本以外であれば、デイビーボーイ・スミスJr.の参戦を発表していた全日本プロレスも可能性はあると思う。いくら過去に所属していたとはいえ、層の厚い新日本にアンダーソンの居場所を作れるかといえば微妙なとこだ。全日本であれば、空白であるエース外国人の座にアンダーソンが付く事は難しいことではないと思う。かつてのジョニー・エースの様に活躍してくれること間違いなしだ。宮原健斗やジェイクらとの絡みも面白そう。パープルヘイズの一員として、いきなり全日本のリングに上がるのではないかと妄想するだけで何だかニヤけてくる。

 

■他の気になる動き

WWE解雇組で、気になる選手がもう1人いる。

【RUSEV DAY】で一世風靡したルセフだ。

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新日本に参戦したいと言っていたという噂もある実力者・ルセフ。鷹木や石井らのバチバチ系と絡むと面白そうだ。

ちなみにアンダーソンの相棒であるギャローズは、家族を大事にしたいので日本には戻りたくないと言っていたらしい。ギャローズも好きな選手だが、それが事実なら日本プロレス界への復帰は難しいだろう。

 

動画まで配信しているのだから、アンダーソンが日本に戻る確率は濃厚と見ていいだろう。

早くアンダーソンが見たいぞ!

コロナよ、早く死滅してくれ!!

 

以上、次回またリングの上で。

Vol.29《発信力の鬼!KENTAが求めるものは?》

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■発信力が高いプロレスラー・KENTA。

コロナコロナで嫌になる毎日。

私達が愛するプロレスも長いことまともに開催されていない。そんな中でも、無観客でもやってくれたWWEやNOAH、団体の価値観を賭けた三冠戦を行った全日本には感謝感激雨嵐であります。もちろん自粛を貫く新日本も国内最大手として間違ってない判断だったと思う。

さて、興行が満足に打てない現在の状況でプロレスラーには何が出来るのか?

プロレスラーとはヒーロー的存在であり、最近ではアイドル的存在とも捉えられているように思う。そんな存在がSNSなどで何かを発信してくれること、とても勇気づけられるし嬉しいことだ。その中でも一際発信力が高いなと私が思う選手が、ズバリKENTAである。

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SNSをプロレスに活かす。

今や多くのプロレスラーがSNSをやっている。そもそもは宣伝活動目的で、そのついでに普段見られない日常の一面を発信しファンサービスに活用していた。だがある日、コレを本業のプロレスに活かす選手が現れ始めた。

それがタカタイチである。私の知る限り、SNSをリング上のストーリーに絡めたのは、国内では2人の喧嘩マッチが最初だったはず。

これを機に、SNSを上手に使ってプロレスに反映する選手がチラホラと出てくるようになった。元祖2人を要する鈴木軍は、デスペやみのると、皆SNSのやり方が上手い。鈴木軍だけでなくヒールは新日でも他団体でもSNSを上手に使う気がする。宣伝活動やファンとの交流を主としたベビーフェイス系よりも、歯に衣着せぬ発言を自由気ままに出来るヒール系がSNSでのプロレスには向いているのかもしれない。

私が思う最も発信力のあるプロレスラー・KENTAもヒール軍団バレットクラブの一員である。KENTAが呟かなくなると、ファンがKENTAロスを起こし始めるほどの存在になってしまっている。アンチもクソほど多いが、ファンもアホほど多い。賛否両論あるからこそ、アンチもファンも熱が入り、大きな渦が生まれているようだ。

 

■コメントに凄みを増すも、KENTAはずっとKENTA。

KENTAはヒールだから、一般の痛ファン相手でも容赦ない。タイチらも同じく容赦なく反撃するのだが、KENTAのソレとはどこか違う。

鈴木軍の痛ファンへの返しも素晴らしいのだが、素晴らしすぎて、正論すぎて、相手は屁理屈を言う他なくなるほど追い込まれる。それに比べるとKENTAはどこか遊びがある返しをする。どこかしらブラックジョークなのだ。そして、そんな痛ファン相手にどこまでも付き合う。相手がしつこいと、通常なら面倒臭がってあしらう事が多いと思うが、負けずとKENTAもしつこい。それでいて遊び感覚だから絡まれたアホが気の毒になる時もある。例え一般人でもSNS上でボコボコにしてしまうKENTAのおかげで、痛ファンらは改めてSNSの怖さを知ったんじゃないだろうか。

そして、新型コロナまみれの現在。ここにきてKENTAのコメントは更に凄みを増す

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・じじーもばばーもおっさんもおばさんもクソガキもちゃんと今日を生きてくれ。

・お前らアンチのブーイングも、くだらないツイートもなくなると寂しくなるからな。生きてこそ、だぞ。

・バカか!さっさと家に帰るんだ。

など、コロナ対策への呼びかけを毎日行ってくれる。その言葉に、ダルビッシュ本田圭佑世界で活躍する人物と通ずるモノを感じるのは、彼らと同じく世界を経験したKENTAの広い視野があってのことだろう。

そして改めてKENTAの魅力て、こういうトコなんだなぁと思う。ヒールとか関係なく、KENTAはノア時代からずっとKENTAなのだ。いい人でもないし悪い人でもない。どっちにもブレずにずっとKENTAであり続けている。

そんないつまでも飾らないKENTAだから、その言葉にファンは痺れて憧れる。私もその1人。

 

そんなKENTAが現在求めていること、それは

I miss your booooooo👎👎👎」

KENTAが再びリングに上がる時、盛大なブーイングを浴びせてやりたい。

 

以上、次回またリングの上で。

Vol.28《刃牙以来!1DAY最大トーナメント開幕⁉︎》

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■前代未聞の祭りが開かれる⁉︎

全体会中止となった新日本プロレス春の風物詩【NEW JAPAN CUP(NJC)】に、仰天プランが飛び出した。

オカダ・カズチカ〉が、《ワンデイトーナメント》としてのNJC開催を提案したのだ。

今年のNJC、出場選手は32名。この人数でワンデイトーナメントを開催するとなれば、前代未聞である。

…いや、1度だけそんな大会があったな。それは20年以上前、全世界の強者達が東京に集まり、目突き・金的、何でもアリの祭りがあった。

その祭りとは⁉︎

グラップラー刃牙》21巻〜42巻に渡り激闘を繰り広げた【東京ドーム地下闘技場最大トーナメント】だ!!

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■1DAYの為の特別ルール

32名のトーナメントを1夜で行うとなると、それは1大会31試合になる。31試合もシングルマッチとなれば、選手は大変だろうし、ファンも11試合目くらいには腹一杯になるだろう。31試合も見た日には、焼肉食べ放題の後のように、プロレスしばらくいらないモードになるだろう。そもそも、31試合もやれる時間を確保できるような会場はないだろう。刃牙でも22巻を要したのだし、長丁場は避けられない。

ともすれば、発案者のオカダも言うように何か特別ルールが必要だ。オカダはカウント1終了マッチを唱えていたが、カウント1では余りに呆気ないし、試合が盛り上がりにくいと思う。

ここで私は、オーバーザトップロープ方式(場外に出るのも負け)を提案したい。それも3回戦までの条件付きで、準決勝からは通常ルールで行う。3回戦まではオーバーザトップロープでもカウント3でもギブアップでも構いはしないということだ。この方式であれば、敢えてオカダvsジェイをあっさり決着させたり、久々の永田vsみのるをトコトンやらせるなど、試合によって使い分けができる利点がある。我ながら素晴らしい案だ。

他にも、8人ずつのブロックに分けてバトルロイヤルを行い、勝ち抜いた4人で準決勝から通常方式で闘うというのも面白そう。

 

さて、新日本プロレスはNJCを全くなかったことにするのか⁉︎ 

それとも多少強行手段でもやって退けるのか⁉︎

とにかく、早く開催してくれたらいいな。

 

今回の話は以上。

次回、またリングの上で。

Vol.27『W_1活動休止!プロレス界のピンチ‼︎』

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■一寸先はハプニング!業界細分化による廃れ!

4月1日をもってプロレス団体WRESTLE-1が活動を休止することになった。活動休止とはいうものの、休止からの復活はなかなか難しいだろうなと思う。期待はしたいが、事実上の終幕となることだろう。

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全日本を離脱した面々が立ち上げた、理想郷であるはずだった新団体は、約6年半で幕を閉じることとなった。

詳しい事情は知らない。そして何を言っても憶測になる。だが一つ言えることは〈天才・武藤敬司〉は選手として超一流だが、経営者としては非才だったということ。

そもそもプロレスラーが選手兼社長として成功するのが難しい。過去の例を振り返ると全日本を安定させていたジャイアント馬場の凄さを改めて感じる。その弟子である三沢光晴もノアを成功させた良い例だ。きっと馬場の教えの賜物だろう。

一方で、新日畑出身者はあまり結果がよろしくない。武藤も橋本も微妙な感じだし、長州や藤波は大失敗。

大谷は頑張ってるけど、結構厳しい状態だと思う。まず新日本創始者の猪木自体が経営が上手くない。猪木が持つ嗅覚は本物だと思うが、他人を巻き込む一寸先はハプニングスタイルでは、安定や信頼を掴むのは難しいだろう。

闘魂三銃士最も経営者として才覚がありそうな蝶野は、プロレス団体の経営に携わることがなかった。おそらく今後もないだろう。団体をやりくりする難しさをやる前から分かっていたのかもしれないし、《業界の細分化》による廃れを恐れたのかもしれない。

そう、この業界の細分化こそがWRESTLE-1を活動休止に追い込んだ要因ではないかと私は思う。

 

■プロレス村という大きな村を作ろう!

プロレス界に限った話ではなく、現代社会はとにかく多様性である。人が趣味嗜好として選択できるジャンルが多くなり、またそのジャンル内も細かに分けられている。一見すると同じジャンルに見えても、そのファンからすれば一緒にするなと思われることもしばしばだ。

プロレスというジャンル自体、世間からすればまだマイナーな存在だ。そんなマイナーな中に、更にディープな世界(インディー団体)が数多く存在している。私がプロレスを見始めた約20年前あたりからすれば、信じられないほど団体が増えてしまった。

マイナーなプロレス業界だから、《団体の数が増える=それだけ人の目に触れる機会が多くなる》と多様性のメリットもある一方で、プロレスに対する偏見を持つ人達がそこらのレベルが低い試合を見て「やっぱりプロレスってヤラセやん」と悪い印象を与えかねないデメリットもある。そう考えると細分化のデメリット(他、経営不振・充分な給与を与えられない・ファンの取り合い等)が大きいのではないか。結局のところ、WRESTLE-1の衰退も上記のデメリットを解消できなかったことにあるのだろう。コロナウイルスの影響も拍車をかけて、他の団体も明日は我が身な状況である。

これをクリアするには、やはり団体をもう少し絞ってみることを私は推奨する。あちこちに小さなプロレス族を作るのではなく、まずはプロレス村という大きな村を一つ作ろう。そして村を町へ発展させ、更にいずれは野球やサッカーのような大都会に並ぶほどの発展をさせようじゃないか。

新日本、全日本、ノア、ドラゲーDDT、大日本。数多くあるプロレス団体の中でも、プロレス団体として成り立ち、そこだけでメシを食っていけるのは、これらの団体だけじゃないかと思う。プロレスだけでメシを食える、これがプロとしての最低条件と私は考えるので、ゼロワンはじめ、他の団体はこれらの団体と手を結ぶことを勧めたい。

ちなみに、地方の団体なんかは地域発展の為に特産物的な感じで残しておくべきだと思う。

 

今週は以上!

次回、またリングの上で‼︎

 

 

Vol.26『野人は永遠!生涯プロレスラー宣言‼︎』

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■体だけどなく心もデカい‼︎生涯プロレスラー・中西学‼︎

2020年2月22日。《野人・中西学引退。

その3日前には、名レフェリー・タイガー服部も引退。

新日本プロレス後楽園ホール4連戦は、世間より一足早い別れの春となった。

中西は、ケガから復帰後スポット参戦が続き、チャンスも殆どなかったと記憶している。動きも悪く、引退は時間の問題かと思って見ていた。

しかし、その時が決まると寂しいものである。デビュー時からリアタイで見てきた訳ではないのだが、第3世代が前座からメインへ登り詰める様をずっと見てきたからだろう。喜びも怒りも苦しみも悲しみもファンとして共感してきたからだろう。

もちろん涙もあったが、中西らしく明るい引退だった。体だけでなく心もデカいのだ、この男は。本当に優しいゴリラである(褒め言葉)。

中西は「1度プロレスラーになったからには死ぬまでプロレスラー」と、リングを下りても《プロレスラー・中西学》として生きていくことを宣言した。

今後の中西の人生に心からエールを贈りたい。そして、中西学の名試合BEST3(週刊リング版)を少しばかり振り返りたい。

 

中西学ベストバウトセレクション

第3位《vs武藤敬司・99年8月15日》

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なんと言っても外せないのが、優勝を決めた99年G1決勝。第3世代の台頭が期待されていた今大会で、見事結果を出してみせた中西。しかも、この時、実は開幕前に怪我をしていた事を最近知ったことに驚愕した。リアルタイムで見ていたが、まさか中西が優勝するなど思ってなかったので衝撃だった。ニュースター誕生に両国が大きく沸いていたのが印象的。

 

第2位《vs武藤敬司・08年7月21日》

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またもや武藤敬司戦をチョイス。外敵としてIWGP王者となった武藤に中西が挑んだ。結果、敗戦したものの、ミサイルキックやプランチャなど強烈な野人ぶりをコレでもかと見せつけた中西。当時、“天才対決”と銘打たれていたこの試合、内容はテッパンであったと思う。

 

第1位《vs棚橋弘至・09年6月20日

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IWGP王者・中西学の初防衛戦であり、私の生涯ベストバウトでもあるこの試合。これも中西が敗れはしたものの、IWGP奪取時以上に激しい攻めを見せてくれた。これを耐え抜いた棚橋は流石としか言いようがない。どちらかといえば棚橋のベストバウトになるかもしれないが、それも中西あってのモノ。個人的にはこの試合が中西のベストバウトであると思っている。

 

■その強さ、霊長類最強といってもいい!

こうして見返してみると第3世代の歴史というのは、『vs闘魂三銃士』『vs新闘魂三銃士』の闘いであったと思う。また、新日本で闘い続けた中西、永田、天山に関しては、『vs外敵』でもあった。中西学vsボブ・サップという試合も中西だからこそ成立した試合だったと思う。

また、中西は総合でも《PRIDEの番人 ゲーリー・グッドリッジ》に勝利しており、その才能や潜在的な強さは霊長類最強といってもいいと思う。もし、藤田和之と同様に中西が総合に専念していたなら、日本人最強の座は中西が手にしていたことだろう。

 

皆に愛された中西学

本当に今までありがとうございました!

『プロレスラー・中西学になったこと。そして、これからもそうであること。本当に感謝しかない。

リングを降りても、プロレスラーである事を選択した中西の今後の人生を週刊リングは応援し続けます。

 

以上、次回またリングの上で。

Vol.25《夢がモリモリ!今年の主役は高橋ヒロム‼︎》

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■城ホールだけでなく、新日本の主役となってもおかしくない!

今回は、新日本プロレスが2.9に行った大阪城ホール大会《THE NEWBEGINNING in OSAKA》の総まとめ号。

もちろん主役はメインのIWGP2冠タイトルマッチ《王者・内藤哲也vs KENTA》となる筈だったが、凄すぎる試合を展開して主役の座を奪った男がいる。

高橋ヒロムである。

ライバル、リュウ・リーとの死闘を制し、次回のビッグマッチでは内藤哲也とのシングルも決定したヒロム。その目立ちっぷりは、城ホール大会だけでなく今年の新日本プロレスの主役となってもおかしくないだろう。

さて、その話は後回しにするとして、城ホール大会をサラッと振り返ってみたい。

 

■KENTAがカリスマとなる日も近い!

《第1試合:中西/永田/天山/小島vs真壁/本間/田口/ヘナーレ》

2.22後楽園で引退が決まっている中西のラスト大阪試合。第3世代の絆を見せるかの如く、揃いのラスト野人Tで入場する4人…のはずが小島が素でそれを忘れていたらしい。

試合は、中西→小島へと繋ぐ連携でフィニッシュ。願わくば、引退までに中西と対峙する第3世代を見たかったが、本人の希望もあり残試合でも組む事に決まった。最後まで中西らしく元気な姿を見せてもらいたい。

《第2試合:IWGPJr.タッグ選手権試合、SHO/YOHvsデスペ/金丸》

少し前まではデスペ・金丸組とタッグチームとして雲泥の差があった3K。今回、個々の闘いに持ち込めたこともあってか、その差を少しは縮められたのかなという印象。3Kは2人とも確かな実力はあると思うので、今後より真剣にプロレスに打ち込んでもらいたいと願う。

《第3試合:飯伏/棚橋/ジュース/フィンレーvsタマ/タンガ/チェーズ/裕二郎》

タッグ戦線が少しずつ過熱してきてる気がして嬉しく思う。G.O.Dは好きだが、棚橋/飯伏組の王者姿には正直期待しかない。フィンジュースの巻き返しも楽しみ。

《第4試合:オカダ/オスプレイ vsタイチ/ザック》

この試合は、オカダに敗れた後のタイチの表情が印象的。思い詰めた感じだったので何かアクションを起こすかと思ったが、特に今回は何もなし。ここは次なるタイチの仕掛けに期待したい。

《第5試合:SANADAvsジェイ・ホワイト

派手さは少ないものの魅了することができる、高い実力者同士の一戦。外道の介入が少し目立ち過ぎて、BC加入以前にあったジェイの持ち味だったエグみがだいぶ薄れてきた様だ。介入は結構だが、もう少しジェイに任せてもいい気はするが…。

《第6試合:IWGP Jr.選手権試合、高橋ヒロムvsリュウ・リー》

間違いなく今大会ベストバウト。死闘という言葉がピッタリだった。怪我なく、この試合を無事乗り切ったことで、両者ともまた前に進むことが出来るだろう。2人にしか分からない感情や想いも沢山詰まっていた試合だったと思う。

《第7試合:IWGP US選手権試合、ジョン・モクスリーvs鈴木みのる

全世界待望の喧嘩マッチ。技術など関係ないと、お互い殴る蹴るの容赦ない攻撃を繰り出した。両者の楽しそうな表情が、いい味を出していた様に思う。また、いつか見たい試合である。

《第8試合:IWGPIWGP ICダブル選手権試合、内藤哲也vsKENTA》

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ファンをも巻き込む大論争を経て、遂に実現したこの試合。満足いかないファンも多かった様だが、私個人は大満足。両者の意地と生き様、プロレスを通してしっかり伝わりました。特にKENTAには、大きなプレッシャーが掛かったことだろう。今回の試合を経て、かつての内藤の様にKENTAがカリスマとなる日も近いんじゃないかと感じた。

 

■ヘビーvsJr.の王者対決。全てはドームへの布石⁉︎

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メイン終了後、内藤が呼び込んだのは、今回の主役・高橋ヒロム。旗揚げ記念日で何度か行われている『ヘビーvs Jr.の王者対決』を2人で闘ろうとリング上で約束した。

内藤がプロレスのいろはを叩き込んだヒロムは、内藤なくして現在の自分は有り得ないという。内藤も、ヒロムとの闘いを楽しみにずっと機を伺っていた。両想いかつ、お互いをよく知る同士。名勝負になる予感1000%である。

思えば昨年も一昨年も、旗揚げ記念日のメインはIWGP王者vsオスプレイだった。そして昨年のオスプレイの活躍といえば凄まじかった。NJC出場、BOSJ制覇、IWGPJr.王座奪還、G1出場と、ファン投票による新日本プロレスMVPとなるのも納得の大活躍。G1では棚橋に勝利するなど、ちゃんと実績も残している。

その間、欠場していたヒロムは、このオスプレイの活躍を頼もしく思う反面、悔しい思いを抱えていただろう。IWGP Jr.王者としてIWGPヘビー王者を倒し、ゴールデンタイムで試合をお茶の間に届けることが夢であるヒロム 。それに近からずも遠からずな事を実現してみせたオスプレイに、ヒロムはジェラシーを抱いた筈だ。

その悔しさ、溜まりに溜まったモノを今年はTIME BOMBらしくドカンと爆発させてくれるに違いない。王者対決もNJCもMSGもG1も、全てがヒロムには未体験ZONE。きっと派手にかましてくれることだろう。

今年のヒロムは、IWGP Jr.王者となり、Jr.の象徴に引導を渡し、IWGP王者との試合を実現させることとなった 。ヒロムは、内藤に勝利した場合、1.4東京ドームでのIWGP挑戦権利証を授与してほしいと会社へ直訴もしている。もしかしたら、これが布石となり秋のG1参戦時に大きなドラマが生まれる可能性もある。

まだ今年は始まったばかりだが、こんなにもワクワクさせてくれるヒロム。やはり今年の新日本の主役の1人であることは間違いないだろう。

 

以上、次回またリングの上で。

Vol.24《藤田とオカダ!プロレス界に闘魂の兆し‼︎》

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■最後の闘魂継承者、GHC王座に挑戦!

親会社が変わるなどリング外の話題が注目される『プロレスリング・ノア』。

しかし、リング内も熱い話題があることを忘れてはならない。

2月、GHCナショナル選手権試合《王者・杉浦貴vs清宮海斗中嶋勝彦vs鈴木秀樹など面白いカードが続々と組まれている。そして何といっても目玉となるのは、3月8日に横浜文化体育館大会にて行われるGHC王座戦《王者・潮崎豪vs藤田和之という好カードである。

『最後の闘魂継承者』と言われる藤田がノアの至宝に初挑戦する。このシチュエーションがプロレスファンとしてたまらない。

 

■長い時を経て、プロレスラー藤田和之が完成した!

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まず藤田和之のレスラー人生を簡単に振り返ってみる。

アマレスで実績を積んだ期待の若獅子として新日本プロレスに入門。同期は真壁刀義で、ここでもエリートと雑草の物語が出来ているのがおもしろい。

誰もが将来を期待する逸材だったが、プロレスで花開く前に総合格闘技へ転身。世界最強と称されたヒョードルを追い詰めるなど、間違いなく日本人最強であった。一方で新日本プロレスでも真猪木軍やチームJAPANとしてスポット的に参戦を続け、ノートン、棚橋を倒して2度もIWGP王者に輝いた。

その後、IGFを主戦場として活動したり、イマイチな結果に終わった諏訪魔との抗争を経て、現在は杉浦軍の一員としてノアに参戦中である。

 

そんな藤田のレスラー人生なのだが、これまでの藤田はプロレスラーより格闘家としてのイメージが強かった。それはプロレスのリングの上でも拭えることがなかった。強すぎる故か、藤田はプロレスが上手ではなかったからだ。

それがノアに参戦している現在、プロレスラーとして他の選手に見劣りしない闘いを魅せていると私は感じる。少なくとも、今までで1番プロレスを楽しんでいる事は間違いない。

長い時を経てようやく『プロレスラー藤田和之』が完成したと私は思った。そんな男がシングル王座に挑戦するのだから、これに注目しない私ではない。

 

■赤い至宝が藤田に似合うんじゃないか?

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さてGHC王座戦の勝敗予想だが、これは潮崎の勝利が濃厚かと思う。かつてノアの中心と期待された男が、緑を纏って王者となり、再びノアの中心となったのだ。いくら藤田に注目している私でも、潮崎にはここで簡単に負けてほしくない。

今回のGHC戦は勝敗よりも内容に注目したいところだ。シングルマッチで藤田がどんなプロレスをやるのか? 私の中では今試合のテーマはそれに尽きる。

そこでファンや会社からの評価を得た暁には、ノアの赤い至宝『GHCナショナル王座』へ挑んでもらいたい。赤いタオルがトレードマークな藤田の師匠・アントニオ猪木。その関係性があるからこそ、赤いベルトが藤田には似合うと私は思っている。

 

■オカダvs猪木の異種格闘技戦

猪木最後の弟子がノアの頂へ挑戦しようという頃、猪木が創設した新日本プロレスでも久々にアントニオ猪木の名前が聞かれた。

2.2札幌大会のメイン後、オカダ・カズチカが最近気になる人として、アントニオ猪木の名前を挙げたのだ。

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これを執筆している今現在では、その発言の真意はまだ不明。Twitterでは様々な憶測が飛び交っている。

私の中では、この答えは東京ドーム大会にあると思っている。

東京ドーム超満員を目指してきたオカダ。だが、集客動員数は多かったものの今年も超満員とはいかなかった。

現在の新日本プロレスは試合のクオリティも高く、選手個々の色も豊富だ。見てもらう機会があれば楽しんでもらえる自信はあるのに、その機会を作る事がいろんなプロモーション活動を行なってもなかなか困難なのだ。

だから、アントニオ猪木の名前や話題性を利用して新日本プロレスへの注目度を高める。そして来年のドームは超満員にする。そういうオカダの作戦ではないかと私は思う。

しかし、それだけの事では終わらない。

オカダは猪木に「これからの時代はオカダだ!」という趣旨の言葉を吐かせたいのではないかと思う。この言葉が出せればメディア出演時にもアントニオ猪木が認めた男』として称され、世間からの注目度はアップすることだろう。

猪木が、今や業界の代表とも言えるオカダを全く知らないことはないと思う。ただ試合をしっかり見たことはないんじゃなかろうか。敢えて今回名前を出したことで、興味を持った猪木が来場してオカダの試合を観戦する。ここで自身を認めさせるかどうか、ある種オカダvs猪木の異種格闘技戦の実現である。

 

ノアと新日本。偶然にも2つの団体で闘魂の風が吹き出した。この風が嵐となり、プロレス界を更に上昇気流させる時がくるのか。

 

以上、次回またリングの上で。