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Vol.36『武藤から王座を奪うのは誰だ選手権』

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武藤敬司の王者姿は最後かもしれない⁉︎

全国1千万人のプロレスファンの皆様、おはこんばんにちわ。

エルゴンです。

天才・武藤敬司がノアの至宝を手にして早1ヶ月。遂にその初防衛戦が今週末に福岡国際センター大会で行われる。

果たして清宮は武藤が言うように安全牌なのか?

それはさておいて、武藤敬司程の大人物が初防衛戦でベルトを明け渡すなんてことは僕はないと考えている。

58歳の武藤にとってシングルタイトルの戴冠は、ひょっとすると今回が最後になるかもしれないのだ。それなら、もっと長く武藤の華々しい姿を見ていたいという希望的観測もあるし、何より武藤とノアが契約したということは大人の事情でそういう事なのだろうと思っている。

しかしながら、群雄割拠のノアでシングル最強の座につく58歳て本当に凄いことだ。更に凄いのは武藤がGHC王者でも「弱い」「動きが鈍い」など、マイナス要素が殆ど聞こえてこないこと。実際に試合を見ても、僕自身全くそんな思いを抱かないのだから不思議だ。確実に全盛期の頃より衰えはあるのだが、それを最低限にしか感じさせないのは、武藤の魅せ方やパフォーマンスが超一級品であることを示している。

例えイマイチな試合があったとしても、武藤ではなく対戦相手が合わせられないのが悪いという印象になる程、武藤のセンスは日本プロレス界で抜きん出ている。

そんな武藤だからこそ、武藤からベルトを奪取するということは特別な意味を持つ。気が早いことだが、次のGHC王者はきっとノアの中心になるのではないか。かつての棚橋弘至がそうであったように。

果たして武藤を倒してノアの中心になるのは誰か?

武藤敬司から王座を奪うのは誰だ選手権、勝手に開催致します。

それでは今週もリングイン!!

 

★6人がエントリー。本命はファンも歓喜する夢の対決。

さてさてさーて、早速始めましょう。

僕の偏見と独断により武藤からベルト奪取しそうな選手を6人まで絞りに絞り、それを大穴・穴・対抗・本命の順で挙げていこう。

 

・【大穴】谷口周平

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高い実力は小橋建太も認めるとこだが、未だGHC王座を手にしていない谷口。そんな谷口が武藤敬司からベルトを奪えば、一気にプロレス人生大逆転のチャンス。王者・武藤に勝利することにはそれ程の価値がある。

しかし、先日の横浜武道館ではコスチュームを変えて今後一気にコミカル路線へと進みそうな雰囲気もある。とはいえ、実力や期待値は十分にある男なので、大穴として谷口を推さえときたいとこだ。

 

・【穴①】清宮海斗

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ノアに無糖を呼び込んだといってもいい清宮。期待値も実力も共に王座奪還の大本命とも思われそうだが、どうにもタイミングが悪い。初防衛戦の挑戦者として手を挙げた清宮だが、機を熟しての挑戦とは思えない。福岡大会では武藤の初防衛はまず間違いないと僕は見ている。となれば、N-1などで優勝しない限りは挑戦待ちの最後尾に付くことになるのだ。そんな長期に渡って武藤が防衛し続けることも難しいと思われる為、清宮は穴として考えたい。

 

・【穴②】拳王

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次のGHCナショナル王座戦にて、藤田に王座を明け渡すことになるという予想が大前提としての穴。ノアの中で特異な存在感のある拳王が最強の証として武藤を倒す、こんなドラマチックな展開はなかなかないぞ。ただ、特異な存在だけにノアの中心人物になるのは少し違和感。それだけに本命や対抗としては推しにくいところだ。

 

・【対抗①】潮崎豪

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獲られたら獲りかえす倍返しだ、とでも言わんばかりにベルトを明け渡した責任を取る王道のパターン。武藤から王座奪還することで見えてくるのは三沢超え。その時には誰もが認める『I AM NOAH』となることだろう。

 

・【対抗②】杉浦貴

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ノア最強の男・杉浦。過去に幾度も外敵からノアを守ってきた杉浦が、所属とはいえ外様感のある武藤からベルトを取り返す。これもドラマチックなパターンだ。のらりくらりとした緩急の武藤に対し、パワー・スピード・テクニックいずれも高い杉浦は相性が悪い様にも思える。もしシングルが組まれれば武藤のペースで試合を進めることはできないだろう。

 

・【本命】丸藤正道

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やはりノアの中心人物といえば丸藤正道。同じM's allianceのメンバーではあるが、お互いとことん闘ってみたいとは思っているはず。本物の天才対決として、ファンの期待度もテンションバリバリMAXになること間違いなし。ここ最近は第一線から引いてる感もある丸藤だが老け込むには早すぎる。武藤に勝利し、再びノアのど真ん中へ戻ってきてほしいと思う。

 

★夢の続きの天才対決

というわけで、本命は丸藤正道でした。

武藤vs丸藤、僕にとっては本当に夢のカード。おそらく多くのファンにとってもそうじゃないだろうか。

プロレス界に多く存在する天才達。しかし、その多くは天才ではない。現役選手で天才と呼んでいいのは日本人では武藤と丸藤だけだと僕は思っている。そんな天才同士の対決にココロオドらないわけがない。

そして実現しなかった三沢vs武藤。その夢の続きが何かしら天才対決を通して見えてくるような気もしている。

リーグ戦の公式戦なんかでやるのは非常に勿体ないから、是非王座戦でタイトルをかけて闘ってもらいたいと切に願う。

 

では、次回またリングの上で!!