週刊リング

週刊ゴング記者に憧れ、週刊リング記者(自称)になった素人超人が、独自の目線による記事を書いていくプロレスブログです。

Vol.3《飯伏幸太とプッチンプリン! の巻》

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飯伏幸太プッチンプリン

飯伏とプッチンプリン』。一見、人気作家の新著にも見えるし、今あなたが置かれている状況によっては「名探偵コナン」の映画サブタイトルに見えなくもないかもしれない。関係なさそうな両者だが、飯伏とプッチンプリンはしっかりと繋がっている。

プッチンプリンの魅力とは、カップから皿へ移すことで初めて露わになる「美しいフォルム」だと断言する。ズンとたくましくそびえ立つ様にも見えるが、危うげにプルプルと揺れており、それは絶妙なバランスで保たれているのだと分かる。極めて繊細だ。儚いことに、その美しさを保つのは一瞬。(物事が変わるのも一瞬らしい。) スプーンを入れた瞬間に、カラメルとカスタードが混ざり合ってしまい、強く美しい完璧なバランスは脆くも崩れ去るのだ。

うん、これは正に《飯伏幸太》そのものじゃないか。飯伏は、強く逞しく美しい体をしている。 プロレスを知らない人でも、一目見ただけで「この人、相当やるな」と思ってくれるはずだ。 しかし、飯伏の魅力とはここからが本番。その完璧に見えるフォルムからは想像できないほど、危うげで突拍子もないプロレスをする。見てる方は、常に色んな意味でドキドキしてしまう。生放送で《アキラ100%》のネタを見るのと同じ感覚で飯伏の試合を見ている人も多いはずだ。

そう、飯伏の試合は良くも悪くも【危険】。思い起こせば、飯伏の試合を見て「スゲーな」と興奮したことはあるが、ハッピーな気分になったことは少ない気がする。 DDT時代に行われたケニー戦、名勝負の中邑戦、ライバルの内藤戦、全てが限界ギリギリの勝負。それは諸刃の剣で、飯伏の選手生命は削られているはず。そう考えると、まるで線香花火のように儚い。

線香花火度を加速させるのが、飯伏の脆さである。IWGPジュニア王座を陥落した際のKUSHIDA戦、NEVER王座を陥落した際のオスプレイ戦、2試合とも敗戦を喫した後に欠場となっている。先日のIC王座を陥落した際の内藤戦も、左目がぼっこしと腫れてしまい、欠場寸前の状態だったといっていいだろう。

 

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何故に、急にこんなことを思ったか、それはズバリ「KENTA戦」を見たからだ。この試合でも、トペを迎撃された飯伏は着地に失敗し、途中から足首を庇った試合展開となり、見る者を心配させた。ボコボコに蹴られる飯伏。"KENTA強いな"となるよりも、”飯伏大丈夫か”という気持ちの方が、ダラスを大きく包み込んでいたように思う。

KENTAを批判する声も大きいようだが、飯伏の脆さこそ、どうにかしなければいけないと私は思った。飯伏幸太には、プロレス界のトップになるだけの素質が十分にある。実績<期待値】のまま、終わってほしくない。しかし、そんな一面も飯伏らしいといえば、らしい。その脆さも含めて、飯伏幸太が好きなのかもしれない。

ちなみに足首は腫れている。飯伏のtwitterでその様子は確認することが出来るので、まだ未確認の人は見てもらいたい。

 

G1優勝候補の一角である飯伏。こんな状態でG1完走できるだろうか?

ん~、危うげである。

しかし、そのプリン具合が《飯伏幸太》のプロレスにおける最大の魅力。それを楽しむか楽しまないかはあなた次第。