週刊リング

「週刊リング」は、気軽に気楽にプロレスを好き勝手語る気まぐれプロレスブログです!

No.8-⑴ ☆モテ期絶頂‼︎ 後楽園で新たなカリスマ誕生!

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■色香爆裂!! 天下無双のならず者! エル・デスペラードがマット界に刺激をもたらす!

5月7日、【タカタイチマニア2】にて組まれた刺激的1戦【葛西純vsエル・デスペラード。主催者であるタカタイチそれぞれの試合(タイチvs田口、TAKAvs外道)がダブルメインと思いきや、デスペラードのこの1戦を含めてトリプルメインイベントとして発表されていた。また、TAKA本人がデスペの試合がメインと言い切る程に、ファンならず業界からも最注目されたカードだった。

デスマッチなど未経験である筈のデスペラードを何かと心配していたが、そこはやはりならず者。何でも来いの試合内容に見事対応してみせた。デスペの魅力が!色気が!まるでナイアガラの滝のようにザバザバと溢れる好勝負であったようだ。(※試合見れてないので…)

BOSJも控えているデスペ…と思いきや、記事を書いてる途中でBOSJ欠場の報せが届いた。しかし、それでも注目したい。今回は、そんなエル・デスペラードリングイン! 

 

 

デスペラードの歴史。当初はドッキリ仕掛人だった⁉︎

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エル・デスペラードの初登場は、2014年1.4東京ドーム。プリンス・デヴィットを敗り、IWGP Jr.ヘビー王者になった飯伏幸太の前に、突如花束を持って現れたのがデスペラードだった。

ならず者スタイルは最初からで、よくタッグを組んでいたライガーがいつも困っていた事が印象に残っている。飯伏とタイトルを掛けて闘った後、2人は正式にタッグを組むことになり、その頃からデスペラードのならず者感は影を潜め、正統派として闘っていくことになる。

その年のBOSJでは、当時まだDDT所属だったケニー・オメガとの試合が、後楽園という好カード連発の中でも当日のベストバウト候補に挙がるほど素晴らしい内容だった事も覚えている。

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そのまま本隊のエース格に登りつめると思いきや、BOSJ終了後デスペラードは鈴木軍に加入「ずっと黒金(鈴木軍カラー)のコスチュームで、何で気付かねぇんだよ」テッテレー)と長いドッキリを仕掛けていた事を告白し、KUSHIDAや田口に噛み付いていった。

鈴木軍に入ってからのデスペラードは、当時TAKAやタイチより格下だったので、試合では負けてしまう事が多かったように思う。今思うとウソのような話だが、あまりに弱いとの理由で、「鈴木軍追放マッチ(vs飯塚)」が組まれた事もあった。しかし、それらの経験を経て、唯一無二のマスクマン「エル・デスペラード」が完成していったのだ。

 

□刺激を振りまくデスペラード。新たなカリスマの爆誕である。

タカタイチマニア2での試合後、デスペラードは葛西に「オレはオマエに【刺激】を与えられたのか?」と質問した。この【刺激】というワードこそ、デスペラードの価値観の全てかもしれない。思い返せば、デスペラード周囲に刺激を与えてきた存在だった。

 

まずは田口隆祐。今では変態コメディアンでありながらも実力者であるイメージだが、一昔前までは師匠のエル・サムライ譲りの地味な存在だったムッツリ田口。そんな彼がエロをオープンにしたのは、KUSHIDAを敗り第69代IWGP Jrヘビー王者になった直後、デスペラードの襲撃にあったことがキッカケだった。久々の王座戴冠の余韻をぶち壊された事にキレた田口は、「オーマイ&ガーファンクル」という名言を発し、「舐められたら舐め返す。グチョグチョにしてやる。おれはシックスナイン王者だ。」など、際どいコメントを連発。変態王者が誕生した瞬間だった。デスペラードが刺激を与えた結果、田口は生来の変態ぶりをプロレスにイかすことが出来たのだと思う。

 

そして高橋ヒロム。野暮な話になるが、デスペラードの正体がアノ人なら2人は同期である。あまり接点がなかった2人だが、昨年のBOSJで邂逅するやいなや、対抗心剥き出しでのバチバチファイトを展開。続くIWGP Jr.王座戦でも好勝負を魅せてくれた。お互い、これまでになくイキイキして見えたのは気のせいではない筈。KUSHIDAとヒロムは共に Jr.の象徴だったがライバルというよりは棚橋・オカダの様な関係に近い。高橋ヒロムのライバルとして最も相応しい相手こそ、エル・デスペラードだろう。ヒロムは刺激を拾いにいくタイプで、自分が刺激を与える側ではないと思う。絶えず刺激を振りまくデスペラードは、ヒロムの大好物になる。

そんな2人が今はリング上にいない。復帰が待ち遠しくて待ち遠しくて震える。

 

言わずもがな、デスマッチの帝王・葛西純も刺激をもらったとデスペラードを称賛した。デスペラードは、復帰したら必ずもう1度葛西と闘うと宣言している。いわば両想いの2人。

タカタイチマニア2、また1人デスペラードの刺激中毒になったレスラーが誕生したのだ。同時に、数多の新規デスペファンも生まれ、元来のデスペファン達は歓喜した。黒のカリスマ、制御不能のカリスマに続くならず者のカリスマ爆誕した瞬間であった。

 

デスペラードの弟分・DOUKI。新日本とも縁が深い選手だった。

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BOSJ欠場のデスペラード。代わりの選手としてエントリーされたのは、デスペラードの弟分・DOUKI選手。経緯は省くが、そもそもデスペと葛西が闘うキッカケにもなった人物である。

このDOUKI、デスペラードに負けず劣らずで面白い存在である。

ルチャドールになるべく単身メキシコへ渡り、その際にメキシコ在住中のタイチに可愛がりを頂き、タイチ帰国後はYOSHI-HASHIに可愛がりを頂き、YOSHI-HASHI帰国後はデスペラードに可愛がりを頂いた。メキシコに行く際には、ミラノコレクションA.T先生からタイチを紹介してもらっている事もあり、新日本とは何かと縁が深いのだ。

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上の写真を見ても、多くのレスラーの可愛がりを受けていることがわかる。 また、ヒロムが闘いたい相手としてDOUKIの名前を挙げていたこともあるのだ。

 

そんなDOUKIがBOSJに出場する。遅かれ早かれいつかはこうなる運命だったのかもしれない。現在どこにも所属していないDOUKI、これを機に鈴木軍新メンバー、新日本継続参戦となれば、vsYOSHI-HASHIなどもドラマがあって面白いし、同じ道程を辿ってきたという意味で第2のKUSHIDAとも成り得る。デスペラード欠場は非常に残念だが、それを補う程BOSJで大活躍する可能性も大アリ。優勝こそ難しいだろうが、М1のサンドウィッチマンよろしくBOSJのシンデレラボーイとなる可能性も大アリ。

 

13日から開始するBOSJ。デスペラード、フリップ・ゴードンの欠場により、パワーダウンする⁉ いやいや、成田とDOUKI、総合的にみればこの2人のドラマ、結構アツいと思うぞ。2人ともモン太郎は非常に注目している。

 

No.7-⑴ ☆プロレス黄金週間!主役は黄金世代!

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 ■プロレス黄金週間。チャンピオンカーニバルレスリングどんたく、中心となったのは同世代の4人。

平成→令和。年号切り替えに伴って、日本は史上初となる10連休のGWとなった。(※私は10連休でなかったが・・・。)

プロレス界でも、全日本プロレスチャンピオンカーニバル決勝新日本プロレスレスリングどんたく福岡2連戦を行うなど、ファンはプロレスで大忙しの10日間となったことだろう。

偶然か必然か、この二大興行での中心となったのは同世代の4人【宮原健斗ジェイク・リーオカダ・カズチカ、SANADA】だった。健斗とジェイク、オカダとSANADAがそれぞれ同い年。新日本勢が1つ年上ではあるが、同世代と言って差し支えないだろう。

平成初期を盛り上げたのは闘魂三銃士、四天王世代だった。令和初期を盛り上げていくのは、歴史的黄金週間(GW)の中心となった彼ら黄金世代に違いない。そんな彼らにリングイン

 

諏訪魔越えの野村直矢。”SANADA”の魅せ方をモノにした真田。

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まずは全日本、チャンピオンカーニバル2019決勝戦宮原健斗vsジェイク・リー絶対王者となりかけている健斗に対し、ケガから復帰して着々と全日本の中心に近づいてきたジェイク。最近は三冠戦に縁がなかったジェイクに感情移入していたのか、決勝ではジェイクコールのほうが多かったようだ。紳士的でありながらも容赦ない非道な攻撃スタイルは、本当に魅力的に思う。先の三冠戦の相手、野村や諏訪魔と比べると健斗に余裕があったようにも感じたが、前日に2試合も死闘を繰り広げたジェイクは決勝前から満身創痍であり、そこに少々ハンディキャップも感じた。しかし健斗も王者としてマークされながらも厳しいリーグ戦を勝ち抜いてきたのだ。だから、そのハンデは本当に小さじ1杯くらいのもの。それでも、本当に内容は素晴らしい試合だったのだ。次は、両者万全の状態での試合が見てみたいと思う。

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その前日、ジェイクに死闘の末敗れた野村直矢にも触れなければいけない。そう、目の前にEカップの生乳があって触らない男がいないのと同じで、ここは野村に触れないわけにはいかないのだ。

野村直矢はまだ25歳。世代で言えば、今回注目している健斗らより一つ下の世代ということになるだろう。新日本で言えばジェイ・ホワイト岡倫之らとほぼ同じ世代である。その野村だが、決勝前日に諏訪魔越えを果たしている。その約10分後に行われた決勝進出決定戦でジェイクに敗れたものの、その試合内容は決勝といってもいい程の熱戦だった。惜しくも決勝進出とはならなかったが、ここまでの結果を出したこと、諏訪魔に勝利したこと、これらは野村にとって大きな自信となったことだろう。今後に期待せずにはいられない楽しみな選手である。

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そして新日本、レスリングどんたく。オカダに勝ったことがないSANADAだが、身体能力もプロレススキルもNJC以降の注目度の高さも、いずれも決してオカダに引けをとらないSANADA。試合には、TNA時代の真田聖也を彷彿とさせる姿で登場し、観客の期待をさらに煽ることにも成功した。そして私は、”SANADA”というレスラーの魅せ方を真田自身が完全にモノにしたのだと確信した。

試合は終始SANADA優勢に思えたが、オカダが王者としての底力を見せつけ防衛に成功した。しかし敗北してもSANADAの価値は落ちないだろう。それ程の実力を見せつけた試合だったからだ。オカダも言ったように、2人のライバルストーリーは、今年遂に始まったばかり。まだまだ盛り上がっていくことだろう。

 

奇しくも、オカダと健斗の次の闘いはベテランであるジェリコ石川修司が相手。世代闘争ともいえる次戦。新時代の幕が開いた今、決して負けるわけにはいかない。

 

□唯1人、時代の波に乗り遅れたEVIL。闇の帝王の逆襲はG1CLIMAX⁈

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彼ら黄金世代がプロレス界を盛り上げていく一方で、1人だけその波に乗れなかった男がいる。新日本プロレスEVILだ。どんたくで、石井智宏とのスペシャシングルマッチに臨んだEVIL。前哨戦では、石井から2度も直接勝利を挙げたものの、肝心の1vs1の勝負では大死闘の末、石井に敗北を喫した。

本記事で言うところの黄金世代が何かしらの結果を残す中、唯一結果を出すことが出来なかったEVIL。気づけばクラスで唯一のガラケーだったEVILといってもいいだろう。ただでさえ、ユニット内№2のポジションをSANADAに取られつつある今日この頃。闇の帝王として、このままでは済まされない。何としても、今年中に巻き返したいところ。

EVILの逆襲の舞台として、相応しい舞台。もはやG1 CLIMAXしか残されていないのではないか。そこで、例えばオカダや内藤を倒すといった結果を出しつつ優勝すれば文句なし。最低でも決勝進出しなければ、ただのイロモノレスラーとなってしまうだろう。

ここで結果を出さなければいけない理由がもう一つ。それは同じロスインゴ内の鷹木の存在。鷹木と被るタイプのEVIL。もし鷹木がヘビー転向した場合、EVILのポジションを脅かす存在はすぐ隣にいることになってしまうのだ。鷹木の今の勢いからすれば、EVILを喰うことなど難しくはないと思われる。ミラノ先生も「エーヴリィィシング!!」から「パンピィィング!!」に鞍替えすることだろう。そうなったら、渡辺に戻って本隊入りするなどしなければ、トップ戦線への道は閉ざされてしまい、闇の帝王は消失するしかない。

そういうわけで、EVILには死ぬ気で結果を出してほしい。EVILも黄金世代の1人なのだから。

No.6-⑴ ☆少し気が早いBEST OF THE SUPER Jr.26予想

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■BOSJ、出場選手発表!! 注目選手と優勝してほしくない選手!

【BEST OF THE SUPER Jr.26】(以下BOSJ)の出場選手が発表された。

26回目となる今年の出場選手は以下の通り。

タイガーマスク田口隆祐 / SHOYOHBUSHI鷹木信悟ロッキー・ロメロ石森太二 / ロビー・イーグルスTAKAみちのくエル・デスペラード金丸義信 / ドラゴン・リー / バンディード / ティタン / フィリップ・ゴードン / ジョナサン・グレシャムマーティ・スカルウィル・オスプレイ / X(5/4発表)

以上、総勢20名。(※思いつき順)

少し気が早いが、Jr.の祭典BOSJ26に触れずにいられないぞー!!

 

□新時代の主役を決める大会になる。SHOとYOHに注目。

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これまでのJr.の中心だったKUSHIDAWWE(NXT)へ移籍。そのKUSHIDAと双璧を成していた高橋ヒロムは長期欠場中で、エントリーには結局間に合わなかった。そして、長年新日本Jr.のトップを走ってきた獣神・サンダー・ライガーが、現役として見届ける最後のBOSJ

主役不在。レジェンドの引退。そして新年号。少しばかりこじつけではあるが、正にJr.新時代の主役を決める大舞台が整っている。

少し前まで外国人天国であったJr.界だったが、KUSHIDAやヒロムの頑張りで日本人が中心となる闘いを展開するまでに至った。今年も強豪外国人が揃っているが、やはり日本人に頑張ってもらいたいのが私のホンネ。日本人が優勝し、新たな主役となって頂きたい。

そこでモン太郎が注目しているのは、やはり【ROPPONNGI 3K】の2人、SHOYOHになってしまう。昨年のBOSJでは、シングルの実力が未知数だった為、まだ顔見せ状態だったように感じた。意外とシングルいいねとなった今年、2人には結果が求められる。少なくとも上位戦線に入り込まなければ、シングルでの3Kの活躍は今年もうないといっても過言ではない。特にSHOには、期待が集まっているように思う。

今年、KUSHIDAに代わってPodCastの配信をはじめたり、まだ好敵手がいない鷹木をライバル視したりと、その目の付け所が素晴らしいSHO。かなりセンスいいよね。センスついでに、金色のコスチュームは捨てて、黄色と黒のヤツに戻してほしいよね。

YOHはフィニッシュを見つけないとダメだと思う。技術があるのは認めるが、真っ向から相手を倒す技を持っておくべきだ。それがあるからこそ、丸め込みが生きてくるから。

生え抜きの2人。今年は、主役となる闘いを見せてほしい。

 

□リングの中心でJr.愛を叫ぶ。だからこそ、鷹木とオスプは...。

ちなみに、鷹木とオスプレイが強いのは重々承知している。まともに試合すれば、この2人に勝てる選手は、なかなかいない様に思う。素晴らしい選手だとも思うし、応援もしている。

しっかーし!! 私は断固この2人の優勝には反対だ。デモを起こしたいほどに。

なぜなら、この2人、いずれヘビー戦線で闘うだろうからだ。どうせ、BOSJ優勝を手土産にヘビーに行くのだろう、と思ってしまう。今まで本間が小こけし失敗するくらいに、イヤという程そんな選手を見てきた。そして、その度にJr.が軽視されていることに憤りを感じてきたのだ。KUSHIDAが、ヒロムが、マーティスカルが、こぞってJr.愛を口にしてきたことで、両国国技館という決勝の舞台を手にしたBOSJを、もう二度と踏み台にしないで頂きたい。これが、私のJr.愛だ。

優勝した選手には、リングの中心でJr.愛を叫んでほしい

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新日Jr.についてこい! が1番好きです。

 

 

さて、まだもう少し先のBOSJ。ブロック分け発表はX発表の5・4以降だろう。新たな主役が生まれる今年のBOSJ、すごく楽しみである。

No.5-⑵ ☆後藤洋央紀、再ブレイクなるか⁉︎

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■再ブレイクレスラーとなるか⁉ 今、後藤洋央紀がアツい。

再ブレイク。

民明書房刊の著作で調べたところによると、

【 一度売れはしたが廃れてしまった[一発屋]が、何かの拍子で再度売れるという現象。有吉弘行、アンガ田中など主に芸人が多い。これが出来るのは地力がある証拠でもあり、再ブレイクしたら売れ続ける事が多い。】

という意味らしい。

皆さんはご存知だろうか? 今、プロレス界に再ブレイクを果たしかけている漢がいることを。

 

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その名は 後藤洋央紀

数年前までトップ戦線にいた筈のこの男。いつしか、ドームやMSGでも公式試合が組まれない状態に陥ってしまった。そんな後藤が、4.29熊本大会【レスリング火の国】で、ジェイ・ホワイトとのスペシャシングルマッチを行うこととなり、今注目を集めている。

このチャンスを活かせるか⁉︎ 後藤洋央紀の再ブレイクにリングイン!!

 

□四強だった後藤を転落させた男とは・・・?

後藤洋央紀、1979年6月25日三重県桑名市にて産声を・・・(途中省略)。  2007年、海外武者修行から帰国早々にIWGP王者・棚橋弘至への挑戦が決まった。 潰す後藤、耐える棚橋、この構図がピシャリとハマり、最高に盛り上がる1戦となった。越中ブームなどもあり、少しずつプロレス人気が戻ってきていた時期だが、まだまだ客入りが少なかった当時に、この試合は90年代の熱狂に近いものがあった。

棚橋戦の少し前には、当時トップの一角であった天山を、血だるまになりながらも牛殺していた後藤は、これで一気に最前線に躍り出た。会社からの推しも強く、ビッグマッチでは好カードが組まれ続けていたように記憶している。G1で初出場初優勝を果たした事からも、その勢いはお察し頂けることだろう。時は棚橋・中邑・真壁・後藤】の四強時代だった。

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ここまで順調にIWGP戴冠へ続く階段を登っていた後藤だったが、2009年後藤を階段から突き落とす天敵が現れた。【プロレスリング・NOAH / 杉浦貴】だ。

2009年間1.4東京ドーム大会【中邑・後藤組vs三沢・杉浦組】という団体対抗戦が2人の出会いだった。当時の杉浦は、実力はありそうだがあまりパッとしないレスラーだった。今の新日本でいうなら、スミスJr.くらいのポジションだと思う。注目は三沢vs中邑、三沢vs後藤に注がれており、案の定、杉浦が中邑に敗れる形で決着となった。しかし、試合が終わり最も株を上げたのは杉浦だった。対抗戦というバチバチの場が、本来の杉浦が得意とするファイトスタイルと噛み合い、予想外の大活躍をしたのだ。

杉浦の闘気に触発された後藤は、シングルでの杉浦戦を熱望。数度によるタッグでの戦いを経て、同年6月遂にシングルが組まれた。 この歴史的1戦を観たい私は、プロレス初心者を引き連れて会場へと足を運んだ。「後藤洋央紀という凄いプロレスラーがいるから見てほしい」と熱弁していた私だったが、その日後藤はあっけなく杉浦に負けた。「いつもはもっといい試合するんだけどね。」とフォローしながら帰ったのを覚えている。

その後、後藤は低迷の一途を辿る。反面、杉浦はどんどん頭角を現していき、同年のG1出場も果たした。後藤の勢いを杉浦が全て吸収したかのようだった。その勢いを取り戻さんと杉浦へのリベンジを図る後藤だったが、幾度も負け続けた。IWGP挑戦でも負け続けた。

おかげ様で、「ここ1番で勝てない」「いい試合しても次に繋げない」という印象がつき、挙げ句の果てには「殿」「恥男」など不名誉な称号を戴冠してしまった。

そうこうしているうちに、内藤、オカダといった後輩達が頭角を現してきて、トップ戦線(IWGP戦線)からも脱落していったのだ。

自分を変えるためにとCHAOS入りしたが、コスが赤くなりフィニッシュを変えただけで何も変わらず、批判は増えるばかり。カッコいいワザ百選の昇天・改を捨ててまで、フィニッシュをGTRにした事、今でも私は納得していない。

実力はあるが、決定的に足りない何かが見つからない後藤。こうして時は流れていった。

 

□変わり始めた後藤。キャッチコピーを変える事さ。

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昨年、NEVER王座をタイチに奪われた後藤。リベンジを宣言するも、新日本ファンから激しい批判を浴びた。後藤絡みでは、最高峰の批判の嵐だったと思う。 しかし、災い転じて何とやら。それをキッカケに、後藤の何かがポンと音を立ててはじけた

NEVER王座を奪還した後藤は、次のターゲットを飯伏に定めた。しかし、なんだかいつもの後藤と様子が違う気がしていた。少し前からのざんまいムーブ。SNSで、へんちくりんな発言をしたかと思えば、試合後もちんぷんかんぷんな発言。そして、まだ記憶に新しい「諦めるよ事件」笑。

そう! 後藤は吹っ切れたのだ。今まで【荒武者・後藤洋央紀に縛られ続けていた後藤が、自分は皆が思う荒武者とは違うと言わんばかりに、荒武者のイメージとかけ離れた魅力をたくさん見せてくれるようになったのだ。

スターダストジーニアスの呪縛から逃れ、ブレイクした内藤のように、後藤も【荒武者】という縛りから解放される時がきたのかもしれない。硬派な武士的な印象は拭えなさそうなので、ちょっと砕けさせて【Mr.武士道・後藤洋央紀なんてどうだろうか。「 これが俺の武士道(ブシロード)だ!」なんて決め台詞作ったりして。

 

 

もう40歳の後藤。IWGP戴冠のチャンスは、次が最初で最後だろう。ジェイ・ホワイトを倒してドミニオンで挑戦するのか?  別の好機が待っているのか? 

何はともあれ、後藤が変わり始めたのは事実。

さぁ、後藤洋央紀覇道がはじまる。

 

 

No.5-⑴ ☆飯伏の覚悟! 神を超える為に!!

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■滾る狂気。飯伏幸太、目標は神超え。

MSGで最高のベルトと称するIWGP IC王座を戴冠した飯伏。初防衛の相手に自ら指名したのは、MSGで神を倒した男・ザック・セイバーJr.。自身もNJCで敗北を喫した相手だ。狂気極まる死闘の末、難敵・ザックを下して初防衛に成功した飯伏は、新日本所属選手となったことをフライング発表(?)。次の防衛相手は、珍しく自ら志願した内藤哲也が濃厚となった。ノリにノリだした飯伏幸太、当面の目標は【インターコンチ王座の価値を中邑真輔以上に高めること】。カミゴェで防衛の山を築き、神超えを果たす時がくるのか。

 

  □中邑と似ている飯伏。自由で刺激的な防衛ロードの先は、アノ男との再会?

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中邑と飯伏、両者はよく似ている。ベースに格闘技がありつつ、その技術と狂気が高い水準で融合している。どんな相手とでも合わせられるが、やっぱり刺激的でスリリングな試合が最も魅力的。自由気ままで縛られることを好まない性格も同じだ。

そんな両者が惹かれ合うのも必然。飯伏が新日本参戦し始めた時から、いずれ闘いたい相手として目を付けていた中邑。過去3度のシングル対決は、どれも超ド級のベストマッチ。初対決からプロレス大賞年間ベストバウトを受賞するなど、最初からクライマックスだった。ユニットこそ違えど、激闘の中で互いを認め合った2人。中邑は飯伏を弟のように気にかけ、飯伏は中邑を慕っていた。

そんな中邑のイメージが未だ強いICベルト。何故、中邑の印象が根強いのかというと、最多戴冠、最多防衛したから・・・というわけではない。私が思うに、ICベルトを最も上手く活用していたのが中邑だった。桜庭・グレイシー・柴田など、中邑だからこそ対峙可能であるスリリングな相手と防衛戦をこなしてきた。IWGPではリスキーすぎて組めない、かつ中邑だからこそ意味を持つカードの数々は、IWGPとは別種の期待感が常にあった。その為、ケニー・棚橋・内藤・ジェリコなどそうそうたるメンバーがICベルトを手中に収めたが、結局IWGPと同じ世界観から抜け出すことが出来ず、その価値は薄まっていったのだと思う。(ケニーと棚橋は、差別化を図っていたが、結局上手くいかなかった。)中邑は、ICベルトを自分が楽しく遊ぶためのオモチャだと表現していたが、正にその言葉の通り、自由に防衛ロードを楽しんでいた。そうして、自分の価値、ベルトの価値、双方を引き上げてきたのだ。

飯伏は、中邑と似ている。ザック戦も飯伏だからこそ出来るスリリングな試合だったと思うし、次の内藤戦も短期間での再戦だが飯伏vs内藤という特別なライバル関係があるからこそ活きるカード。それをクリアすれば、vs棚橋・みのる・オスプレイをはじめ、他団体の選手との夢の対戦も見えてくる。飯伏相手だからこそ意味を持つ刺激的なカードが満載だ。更に、2020年東京ドーム2連戦で飯伏がIC王者だった場合、夢のカードを組める可能性がある。それは、IWGP IC王座選手権試合〈王者〉飯伏幸太vs〈挑戦者〉ケニー・オメガ。実現すれば、昨年の様に馴れ合いの中途半端な試合ではなく、立場的にお互い倒すべき相手として対峙することになるだろう。

きっと、その時には飯伏自身が既に神と化している。黄金の神vs片翼の天使、非常に楽しみである。

 

□異なるスタイルの棚橋。飯伏がプロレス界の象徴になる?

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中邑とは違い、棚橋と飯伏はまるで似ていないスター性だけは共通しているが、プロレスのスタイル、価値観はもちろん、性格や人間性、いずれも似ているところはない。それに、中邑とは違い、飯伏に対し時に厳しい一面も見せる。それでも棚橋を神として崇めるのは、王者として頂点に立ちつつもプロモーション活動もこなす、プロレスへの超人的な献身振りを目の当たりにしたからだ。 自分には決して真似できない事をやってのける棚橋を、素直に凄いと思った。棚橋こそプロレスの神であると崇拝したのだ。

ザック戦を神の仇討ちと表現した飯伏は、また新たに間接的に神超えを果たしたとも言える。だが、棚橋を超えるということは非常に難しい。先述した通り、飯伏と棚橋ではまるでタイプが違う。ということは、競うステージが違うのだ。

棚橋を超えるということは、新日本しいてはプロレス界の象徴になるということ。一般的な認知度でいうと、現時点でのプロレスの象徴(※現役に限る)は棚橋だろう。オカダでもまだその領域には達せていないと思う。飯伏のキャラ的に、象徴になってはいけない感じもする(笑)。だが、バラエティの出演などから飯伏の知名度は既に高い。今後の展開次第では、飯伏が新日本の象徴になる事もあるのかもしれない。

棚橋の影響からか、飯伏はだいぶ喋りも良くなったし、謎かけのようなコメントも発するようになっている。ザック戦後の内藤とのマイク合戦も完全に飯伏が勝利していた。元来持つ飯伏の魅力に、棚橋ぽさが混合されてきたのかもしれない。こうなれば、もう飯伏幸太の魅力が爆発しているのは明らか。

 

 

今年はG1優勝も有り得るし、IWGP戦線への参入もあるかもしれない。意外や意外、二冠王を目指す? そうなったら、いよいよ内藤も面白くない。そうして2人は互いに刺激し合って高め合っていくことだろう。

内藤だけではない。色んな選手が、飯伏の新日本所属に思うところがあるはず。この先、どんな展開が待っているか、正にトランキーロだ。

飯伏幸太は神超えを果たすか⁉ 乞うご期待!!

No.4-⑵ ☆JUST!! TAP!! OUT!! 新団体「JUST TAP OUT」にズームイン!

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TAKAみちのくが新団体設立。真のプロフェッショナルを目指して。

様々な大人の事情から、【KAIENTAI DOJO】を退団したTAKAみちのく。団体の代表だったTAKAみちのくのイメージを一新するために【KAIENTAI DOJO】は団体名を【ACTIVE ADVANCE PRO WRESTRING】=【2AW】、と改めた。新日本移籍の可能性も示唆されていた吉田綾斗(STRONGEST-K王者)を中心に【2AW】はスタートするようだ。

そして、TAKAみちのくも新たな団体を設立することを発表した。その名は、【JUST TAP OUT】。今年7月8日旗揚げ予定の新団体に今回は注目してみた。JUST! TAP! OUT! に~、ズームイン!!

 

□基礎スキルの高い人材育成。プロレスラーは東大合格よりも難しい。

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新日本プロレスで、TAKAがザック・セイバーJr.を紹介するときのマイクパフォーマンスとしてお馴染みのセリフを、そのまま新団体名に採用した。おそらくは、ザックのように基礎がしっかりしたプロフェッショナルなレスラーの育成をしたいとの思いもあるのだろう。関節技によるギブアップを連想させるこのフレーズは、いかにも職人的な感じがして溜まらない。最近は、その人間性を疑う声も多いTAKAだが、そんなの関係ねぇ。プロレスの腕が超一流なのは事実。最近は鈴木軍での黒星配給係のイメージが強いこの男も、真のプロフェッショナルの一人だと断言できる。ちなみに、プロフェッショナル=強いとは限らないからね。いくら新日本やWWEの様な大きな団体に所属していようが、何も考えなしにダラダラ試合をこなす選手よりも、小さな団体でもしっかり考えて自己表現している選手のほうが魅力的だと思う。

最近は、プロレスごっこのようなお笑いプロレスを売りにしている団体も増えてきている。そういう団体もあっていいのだろうが、私はあまり好きではない。前提として、きちんとした技術ありきだから。TAKAもそのことにTwitterで異を唱えていた。

かつて、あの橋本真也は言いました。「新日本のプロレスラーになるってのは、東大に合格するよりも難しい」と。

真のプロレスラーになるということは、それ程までに狭き門なのだ。真のプロフェッショナルとなるには、それ程までに苦難な道を選ぶことになるのだ。誰にでも成せるものではないということを断言しておきたい。

 

□JUST TAP OUT所属選手は・・・。

現時点での【JUST TAP OUT】所属は、TAKA含めて3名。うち2名は練習生であり、5.7に開催されるタカタイチマニアでデビュー戦を行うようだ。

武蔵龍也(タケクラリュウヤ)舞華(マイカ、名前だけでも覚えて帰ってね。

先日のタカタイチハウス興行にて、勝ち誇った海野翔太に噛み付いていったの武蔵龍也。デビュー戦の相手はもちろん海野翔太。体格が既に出来上がっていること、顔付きが既にレスラーであること、どこかストロングスタイルを感じさせる武蔵龍也。デビュー前の新人にここまで期待してしまうのは、久しぶりだ。岡倫之海野翔太辻陽太吉田綾斗、武蔵龍也、将来のプロレス界が非常に楽しみな逸材揃いで鼻血が止まらない。

一方の舞華さん、リビングレジェンドの下田美馬を相手にデビューする事が決まっている。既に先日のタカタイチハウスでプレデビュー戦を行っている舞華。なんとも可愛いルックスで、すぐに人気出そうです。

まだ情報が少ない2人ですが、今のところ真面目で吸収力高そうだなという印象。2人のTwitter上での掛け合いも面白く、仲の良さが伝わってくる。

また、JUST TAP OUT タイチ合流との噂も囁かれている。もし、JUST TAP OUT が色んな団体から所属選手を募るとしたら、タイチ、金丸、デスペ、あとはイケメンなんかも合流しそうな気がする。TAKAほど顔の広い人物であれば、他にも多数の実力者が集ってきそうだ。今のところ、若手中心でやる感じなのかなと思っているが、今後の動向は要チェックだ。

 

No.4-⑴ ☆NO ACE,NO NJPW ~棚橋弘至の復活を信じる

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■満身創痍の棚橋。だが陽はまた昇り繰り返す。

棚橋、天山の次期シリーズ欠場が発表された。天山は膝を負傷しており、手術、入院、松葉杖の3コンボを叩き出している。棚橋は肘の負傷ながらも、メディア活動は続けているようだ。ココイチやマックをここぞとばかりに喰らう棚橋。食欲旺盛ではあるものの、入院の可能性もあるとのことで心配だ。しばらくは試合をする棚橋、つまりは半裸の棚橋が見れないということで、既にフラストレーションが溜まっている女性ファンも多いだろう。ということで、せめて今週の表紙は棚橋のサービスショットをチョイスしてみた。この絵面、是非とも多数の棚橋ファンに届いてほしい。

ここ数年、ザックや鈴木のような関節技を得意とする相手と試合をすると、棚橋が欠場するといったパターンもあり、棚橋のコンディションを心配する声が非常に多い。だが、私は何も心配していない。陽はまた昇り繰り返していく。かつて太陽の天才児と呼ばれた棚橋にピタッと当てはまるいい言葉だ。次に昇る太陽は、もっと高い位置までいくだろう。その期待を抑えきれないので、今回は棚橋に焦点を当ててみた。

 

□試合運び/新技開発の課題。スリングブレイドⅡ?

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MSGでのザック戦後、「とても壮大な物語だった。つながってましたね。新日本プロレスの合宿所に一歩踏み入れたその足が、マディソン・スクエア・ガーデンにつながってました。ただ、もうごまかし切れない。会場人気、技術、テクニック、ごまかし、ごまかしやってきたけど…あぁ。ホンモノの技術には、オレのようなまやかしのレスラーは通じなかったね。」と発言した棚橋。棚橋にとって如何にMSGが特別な会場だったか、そして自身のコンディションの悪さを珍しく言葉にした。言葉の通り、棚橋はごまかしごまかしで何とか特別な思い入れのあるMSGまで走り遂げたということだろう。相手がザックでなくとも、その体は限界だったのかもしれない。しかし、棚橋は必ずベストコンディションで復活してくる。G1でのぶっつけ復帰は、あまりにリスクが大きいように思えるので、ベストな復帰時期はドミニオンか。

ここで重要になってくるのが、棚橋の試合運び/新技開発である。この課題がクリアできなければ、試合をこなしながら体を痛めていき最終的には欠場する、このループからは抜け出せないだろう。

まず試合運びだが、現在の棚橋は自身のコンディションに適した試合運びをまだ出来ていないように感じる。長い間、エース/王者として、相手の長所を最大限に引き出す試合をしてきた棚橋。しかし、万全なコンディションを保つことが難しくなってきている現状で、その試合内容では称賛もされるが、ダメージの蓄積も大きい。正に諸刃の剣なのだ。相手の長所を引き出すのではなく、棚橋の長所を出していくことが必要なのだが、棚橋は基本的に受けのプロレス。自分のペースで闘うことに慣れていない様に思える。

また、ハイフライフローに代わるフィニッシュブローも見つけなくてはならない。ハイフライフローが膝に負担をかける事は棚橋も既に自覚しており、NJCでは封印することを宣言していた。そのNJC、海野をテキサスクローバーホールド、田口をドラゴンスープレックスで仕留めている。その二つでも十分なフィニッシュホールドとなるが、棚橋レベルとなると、やはりもう一つアレンジが欲しい。ハイフライフローも言うなれば単なるダイビングボディプレスだが、その飛び方にアレンジを加えるだけで自身の技として昇華させた。ツイスト&シャウトも同じ。ドラゴンスープレックスの前に何かしらのアクションを挟むなどして、棚橋式ドラゴンスープレックスにするのも面白い。また、棚橋が愛して止まない仮面ライダーから、現在放映中の「仮面ライダージオウ」で、ジオウがジオウⅡとしてパワーアップしたように「スリングブレイド」を生み出すのもいい。棚橋のオリジナル技であるスリングブレイドは、海外の選手も真似している素晴らしい技なので、是非とも何とかしてフィニッシュに昇華してもらいたいと思っている。

 

そんなことを考えながら、棚橋の復帰を待つとしよう。きっと、あっという間だ。