No.2-① ★チャンカー出場選手紹介と優勝予想!!
■優勝予想は満場不一致? 全日本プロレス、春の祭典【2019チャンピオンカーニバル】展望。
新日本プロレスの、春の風物詩として定着したNJC。その激闘の熱も冷めやらない中、日本プロレス界が誇る、歴史ある春の祭典【チャンピオンカーニバル(以下CC)】が4月4日より開幕する。
今年の参加メンバーは以下の通り。
【Aブロック】
◆宮原健斗(6年連続6度目の出場/2018年準優勝/現三冠ヘビー級王者)
満場一致で最高の男。全日本の棚橋といってもいい、今の全日本を支えている主人公的存在。棚橋よりポジティブかつ太陽感強め。
◆ゼウス(6年連続6度目の出場/2016年準優勝)
元プロボクサーで元ボディビルダーという異色のレスラー。前三冠ヘビー級王者。
◆石川修司(3年連続3度目の出場/2017年優勝/現世界タッグ王者)
諏訪魔とのタッグチーム「暴走大巨人」で、2018年度プロレス大賞最優秀タッグチーム賞を受賞。 フリー参戦だったが、今年から所属となっている。
◆青柳優馬(初出場)
Jr.からヘビー転向し、初のチャンカー出場。 期待の若手であり、今年デビューした青柳亮生は実弟。
◆崔 領ニ(4年連続4度目の出場)
喧嘩上等のバチバチなプロレスが得意。今やチャンカーの常連。
◆青木篤志(初出場)
欠場となった真霜拳號の代打として出場したJr.戦士。
※真霜拳號(2年ぶり4度目の出場)
KAIENTAI-DOJO所属。 一時期、新日本にも鈴木軍の一員として参戦していた。右肩腱板損傷・神経損傷により欠場となった。
◆ディラン・ジェイムス(2年連続2度目の出場)
ジェームス・ライディーンとしてZERO-ONEで活躍していた大型レスラー。素行が悪いとこが少し心配。
◆ギアニー・ヴァレッタ(初出場)
昨年から全日本に参戦し始めたマルタ共和国のレスラー。 TAJIRIいわく、タイプ的にランディ・オートンに似ているらしい。
◆岡林裕二(7年ぶり2度目の出場)
大日本プロレス所属。ストロングBJの申し子とも称される。シングルはもちろん、関本とのタッグチームでも輝かしい戦績を残している。
【Bブロック】
◆諏訪魔(3年連続14度目の出場/2008年優勝/2006.2012.2015年準優勝/現世界タッグ王者)
全日本を支え続けてきた、殺気みなぎるデカくて強い最強レスラー。意外とチャンカー制覇は1度のみ。
◆野村直矢(4年連続4度目の出場)
秋山体制全日本初の生え抜きレスラー。先の三冠王座挑戦で宮原と激戦を繰り広げた強者。心と体の強さが目を惹く。
◆ジェイク・リー(2年ぶり3度目の出場/現アジアタッグ王者)
若手中心のユニット「Sweeper」のリーダー的存在。総合格闘技経験もある。 復帰初のチャンカーで結果を残したいところ。
◆ジョー・ドーリング(3年連続9度目の出場/2017年準優勝)
武藤全日本時代からの常連外国人。 諏訪魔との大型対決は見もの。
◆ヨシタツ(2年連続2度目の出場)
強いのか弱いのか⁉︎ 一発逆転でリーグ戦を賑わすこと間違いなしの愛されキャラ。
◆橋本大地(2年ぶり2度目の出場)
大日本プロレス所属。父・橋本真也に容姿はもちろん、ファイトスタイルも似てきた。メジャーでのタイトル獲得が期待される。
◆サム・アドニス(初出場)
失礼ながらよく知らない選手。メキシカンのトランプ信者らしい。
◆ジョエル・レッドマン(初来日初出場)
こちらもよく知らない選手。WWEにも在籍していたそうだが、現在はRPW所属。オカダとも対戦したことがある。
◆吉田隆司(初出場/現オープン・ザ・トライアングルゲート王者)
元サイバー・コング。参加メンバーの中では小柄にあたるものの、パワーは文句なしだろう。
■決勝は本命・宮原vsジェイク⁉︎ それとも…。
出場メンバーをザッと紹介したが、優勝予想は本当に難しい。NJCやG1よりも遥かに難しいと思う。本当に誰が突き抜けてもおかしくないメンバーを揃えているからだ。
それでも本命を1人挙げるとするなら、やはり三冠王者の宮原健斗だろう。昨年も三冠王者として参加し、決勝進出を果たしたものの、外敵・丸藤に敗れ優勝を逃している悔しさをはらしたいところ。
そして、そんな宮原と決勝で対するBブロック代表は、大混戦をジェイク・リーが勝ち上がると予想する。先の三冠戦でライバルの野村が男を上げたばかり。ジェイクとしては、せめて決勝進出して、存在感を示したいことだろう。
以上が2019CCの予想…
…
プレイバック!プレイバック!
三冠王者である以上、本命が宮原健斗であることに変わりはないが、Twitterなど見ていても、優勝予想はバラバラ。本命の宮原ですら、試合後のマイクで言うように「満場一致」の優勝候補ではない。
実は私も、本命は宮原という思いと裏腹に、ある選手の決勝進出・優勝を予想している。
その男の名は、石川修司。
今年、全日本所属となった石川。全日本のデカくて強い闘いはもちろん、DDTでデビューした石川は、実はプロレスの幅が広く、そして意外とお茶目。(茶目っ気は優勝に関係ないが)
2年ぶりのチャンカー制覇に向けて、盟友・飯伏幸太と合同練習も行い、新技「チャンカンスープレックス」なる完全オリジナル技を編み出した事を発表した。人でなしな技が多い飯伏ですらエグいと漏らす、殺人技だそうだ。その新技にチャンカンの名称を入れるところに、今大会への意気込みを感じる。
また、石川は長年フリーで参戦してきたものの、所属選手並にファンから愛されてきた選手。そんな石川が本当に所属選手になったのだから、ファンの応援も一際大きくなっているように思える。私の感覚では、石川待望論みたいな空気すら感じてしまう程だ。
という訳で、リングのチャンカー予想は、決勝・石川修司vsジェイク・リー。優勝・石川修司。
もちろんこの予想も、数ある「満場不一致」な予想の一つに過ぎないのだが。