週刊リング

週刊ゴング記者に憧れ、週刊リング記者(自称)になった素人超人が、独自の目線による記事を書いていくプロレスブログです。

No.2-② ★2019CC特集!期待の男、橋本大地‼︎

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■チャンカーの雪辱はチャンカーで晴らす。橋本大地に刮目せよ。

 

前項で2019チャンピオンカーニバル(以下CC)の決勝・優勝予想をしたが、私が最も注目している参加選手がそれとは別にいる。

「メインのステーキ(優勝予想の石川修司)はもちろん美味しいけれど、あの店はスープが格別に美味い」という感じだ。 伝わるだろうか?皆様にも注目してほしい、そのスープ…選手の名は

 

橋本大地

 

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あの橋本真也の息子であり、今や大日本プロレスのトップ選手である。

デビュー当初は好青年な印象だったが、私が少し見ない間に父親そっくりな顔と体格になっていた。男子3日合わざれば刮目して見よ、とはよく言ったものだ。

また、重爆キック、DDT、袈裟斬りなど、我々三銃士世代がキャッキャ言うような父親譲りの破壊技を繰り出している。

テーマ曲に【爆勝宣言】を使っていることも最高だ。

 

 

父親が一時代を築いた新日本プロレスに所属してほしいというファンの声も多かったが、ZERO-ONEや大日本を選んだ大地の選択は正しかったように思える。 

 

新日本とは違い、決して恵まれた環境とは言えないZERO-ONE。そこでの下積み経験は、ヤングライオンのそれとはまた違う厳しさがある。リング設営やチケット販売など、スタッフがやるような事もやらなければいけない。父親がスターである大地が新日本に所属すると、必ず色眼鏡で見てくる者が内にも外にも大勢出てくる。そうなると、甘やかされる事も、必要以上に厳しい事を言われる事もあったことだろう。 はたまた天狗になっていた可能性もある。それを考えると、しっかりプロレスの裏側の厳しさを学び、また大谷晋二郎佐藤耕平から橋本真也というレスラーの偉大さと魂を学ぶ事ができる環境のZERO-ONEこそ、大地の居場所として相応しかったと思う。

その後、新天地を求めて大日本に移籍するが、新日本でなく大日本を選んだのもよかった。現在の新日本には、橋本真也がいた頃の面影はあまりない。ストロングスタイルから、エンターテイメント性のあるアスリートプロレスに変わってきているからだ。 橋本真也が活躍していた90年代の新日本の闘いを体現しているのは、ストロングBJ/大日本プロレスだと私は思っている。父親の闘いをずっと見てきた大地が、そんな大日本の闘いに惹かれることは至極当然なのだ。

 

そして「時はきた」と言わんばかりに、新日と双極をなすメジャー団体・全日本プロレスの歴史あるリーグ戦に再びエントリーされた。2度目の出場である。

2年前に出場した際は、野村・ボディガーを下すも、諏訪魔・石川らに勝てず、2勝4敗でリーグ戦を終えた。厳しい結果だった。

しかし、今はあの頃の大地とは違う。

この2年の間、大地は大日本・ストロングBJの至宝「ストロングヘビー級王座」を戴冠し、2度防衛に成功した実績があるのだ。 団体のトップとして数ヶ月君臨した経験は、大地の自信を深めると同時に、あるコンプレックスを薄めてくれたことだろう。

 

そのコンプレックスとは、父・橋本真也だ。

目標であり尊敬もしているが、同時に比べられる対象として、あまりに偉大すぎる存在。その息子である以上、常に橋本真也の幻影が大地について回るのだから、 ある種の呪縛といってもいい。

大地自身も「自分と親父は別。自分がどういう見られ方をしているかは知っているが、橋本大地という個人を見てほしい。」とコメントした事がある。

王座を戴冠した際に涙したが、その流した涙は、大地個人の功績が認められた達成感があったからではないだろうか。

 

2年前にはなかった王者の経験、そして深めた自信。優勝してもおかしくないレベルだが、最低限勝ち越しでリーグ戦を終わらせ、2年前の雪辱を晴らしてほしいと願う。